『錬金881話 勇者グラティアスは覇者の剣を持った』
『錬金881話 勇者グラティアスは覇者の剣を持った』
「頑張れ~~~」
「勇者なんてぶっ飛ばせ~~~」
「任せろ!」
「ふふふふ、魔王か。ストラマーベル、お前とはいずれは倒す敵だった。魔都から村に移住したから、西の大陸では魔都と王都の戦いは遠ざかった。ここで俺が魔王を潰せば、王都では英雄だ。覇者の剣を見るには魔王はぴったりだ」
グラティアスはストラマーベルが出てきても、ひるまなかった。
一対一で戦うのが怖くないのか。
まあグラティアスの場合は、いつものことか。
完全に剣の練習台、実験台と言われたストラマーベル。
黙ってはいまい。
「ほほおう、魔王の俺を見ても怖がらないのは立派だ。最弱の勇者くん。俺と勇者との実力の差を思い知らせてやるぞ、魔王の剣でな、魔霊闇剣を受けよ!」
ストラマーベルから先手をうつ。
魔霊闇剣は魔王が持つスキルでも剣術スキル。
異様な魔族特有の魔力が発散される。
魔霊闇剣を受けれてたなら、覇者の剣の力は本当にある。
なぜならグラティアスの自力では、魔霊闇剣を防御できる剣術はない。
楽に吹き飛ぶでしょう。
さあ、どうなるかだ。
魔霊闇剣がグラティアスの剣と衝突した。
「、、、どうだい魔王くん、俺の覇者の剣の力は。しっかりと防いでますよ」
「ムムム、魔霊闇剣を完全に防御した! 少し前の勇者には無理な防御だ! この剣は本物の覇者の剣というのか!」
ストラマーベルは実感したようだ。
本物の覇者の剣だと。
まいったな。
グラティアスが本物の覇者の剣を手にしてしまった。
「あははははははは、もう魔王のお前では俺は止められないぜええええええ! 烈火聖剣だああああああ!」
「ぐうぐぐううううううううあああああああ!」
「ストラマーベル!」
「マジか、ストラマーベルが押されちゃった!」
「魔王が流血した。嘘でしょ!」
「嘘ではない。俺の烈火聖剣が復活したのだ。最近は封印されて使用できなかったけど、やっと使用できたぜ! もう無敵だぜ!」
烈火聖剣は俺が勇者パーティーにいた時に良く使っていた剣術スキル。
だが烈火聖剣は俺が錬金術で剣に付与してあげていたから使えた。
俺が錬金術をグラティアスの剣から解除した。
だから使用できなかった。
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