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『錬金088話 勇者グラティアス視点』

『錬金088話 勇者グラティアス視点』



 あああああああああああ、最悪だ。

 ベヒーモスは傷を受けて、遠くに距離を置いていた。


 なんと俺はその後退したベヒーモスの場所に飛ばされてしまったのだった。


 なんとも怒っているのかな、ベヒーモスさん。

 俺を怒っている目で見ていますね。


 さすがにヤバいだろ、この状況。

 最低の最悪な状況だろ。

 これ以上ないくらいに。


「誰かしら助けろおおおおお、俺を助けろおおおおおおおお!」


 むやみに俺は叫ぶ。

 本当は叫びたくはないけど、このままではベヒーモスに殺されちゃう。


 ましてベヒーモスには俺の剣術は無効です。

 確実に危険でしょう俺。


 だから叫んだ。

 そしたら普通は助けるよな。

 人間なら助けるだろう。

 だから大丈夫だ俺は。


 必ず誰かしら助ける。

 しかし誰も助ける声はない。

 おかしくねえ?


 おかしいだろ!


「ああああああああああ、ぐわあああああああああ、イダいいいいいいいいいい」


 ベヒーモスが俺を見ながら、足で潰される。

 重いなんてものじゃない!

 圧死するレベルだろ。


 俺は死ぬのか。

 このまま死ぬのかよ。


「グラティアス、助けたいけど、助けるのは止めました。なぜならグラティアスは勇者だし、最強と言ってましたよね。だから、今は俺たちが助けるタイミングではないと思います。グラティアスがベヒーモスとケンタウロスも両方倒すのと思ってます、頑張れ!」


「頑張れグラティアス!」


「頑張れ勇者! ケンタウロスもベヒーモスも倒してくれ!!」


 バカか、俺がベヒーモスも倒すつもりで、わざとベヒーモスの所に転がったと言うのか。


 いくらなんでもバカ過ぎるだろ。

 俺一人でベヒーモスとケンタウロスを倒すと思ったらしいな。


 無理です、無理です、絶対に倒せない。

 どうやっても倒せる相手じゃないでしょ。


 完全な俺でさえ、倒せるかわからない魔物だ。

 それが今は剣術使えねえのだ。


 倒せるはずもない。

 それなのに、誰も応援せずに、頑張れて、クソだろ。

 完全なるクソ野郎だ。


 俺はベヒーモスとケンタウロスに、地面でボコボコにされる。

 激痛で死にそうだ。


 おい速く回復魔法しろ!

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