『錬金877話 勇者視点 神殿に入る』
『錬金877話 勇者視点 神殿に入る』
くそ~~~~。
俺をバカにしたな。
フランツや魔王ストラマーベルだけでなく、三賢者までも俺を疑ってきた。
俺を最弱とか言ってる奴もいたのが許せん!
俺を誰だと思っているのか。
天下のグラティアス様だぞ。
それなのに最弱とか、言ってはならない発言をしたのだ。
俺が気絶したと言っていたな。
気絶などするか!
勇者は気絶はしないと決まっている!
ちょっと倒れただけだ。
見てろよ、、、神殿に入ってやるぞ。
誰も俺を見ていないのはラッキーだ。
内部に入るぞ。
内部はやや暗いが、見える明るさはある。
痛いが我慢して歩く。
歩けないことはない。
ちょっと油断しただけだ。
俺がマジならこんなケガは受けない。
フィーネルは俺を回復させずに、三賢者を優先させて回復させやがった。
あとで言っておかないとダメだな。
神殿の奥に進んだ。
後ろを見ても誰も追っては来ないようだ。
もうちょっとだ、、、俺の剣があるのだ。
あと少しで俺の剣に届くのだああああああ!
足が痛いがそんなことは言ってられない。
俺の夢だった覇者の剣が俺の先にあるのだ。
念願の剣が、、、手の届く所にある。
思えば、フランツを追放したのも正しかった。
正しいからここに来れたのだ。
フランツを追放する運命にあって、俺は神殿に来ることに神様が導いてくれていた。
そう考える。
神殿の奥に来た。
祭壇があった。
行ってみると、祭壇には剣があった。
遂に来たあああああああ!
「来たあああああああ! 覇者の剣来たあああああああ!」
俺は思わず叫んでしまった。
外の奴らに聞こえたら不味いな。
危ない、大声はまずい。
でも押さえきれないでしょ!
俺が求めてきた物。
ずっと欲しかった剣があった。
俺は覇者の剣を持った。
手が震える。
「覇者の剣をてしたぞ。俺の剣だ。ふふふふふ、、、、、フランツめ、この剣を持って外に出てやる。フランツに恥をかかせてやろう、俺が受けた恥ずかしさを、フランツにも受けさせてやる!」
覇者の剣を持って俺は神殿の外に向かう。
不思議と来るときの足や体の痛みが感じない気がした。
さあ、見てろよ。
外にいる俺をバカにしたのを全員を切ってやる!!
下にある☆☆☆☆☆に
★応援してもらえると嬉しいです。
ランキングに入れるように頑張りたいです。




