『錬金874話 三賢者と戦う』
『錬金874話 三賢者と戦う』
氷弾が飛んでくる。
数が多いのでミスリル剣よりもミスリル壁で防御がいい。
とりあえず防ぐ。
ここまでして神殿に来たいかが理解できない。
ミーシャが来たのは覇者の剣だ。
そこまで欲しいのか。
防御しつつミーシャに言う。
「覇者の剣はミーシャは欲しいのか。必要なのか?」
「私が必要と言うよりもグラティアスが欲しいと。それに手にすればもうフランツの村も怖くなくなるだろうから、必要かな」
「俺の村をか。王都で国王に俺は言っただろ、村は王都と戦う意思はないと。はっきりと言ったよな、どうして来た?」
「村ではないでしょ、ここは辺境の谷です。村を攻めてはいない。だからフランツが怒るのは意味がわかりませんよ」
村でなくてもフェンリル族は俺にとっては仲間も同然だ。
許せるはずはないです。
ミーシャだろうが許さない。
「村と谷は違うかもだ。でも俺にはフェンリル族は仲間と思っている。だから今からでもいい、直ぐにこの谷から撤退しろ」
「撤退ですか? ふふふふ、なぜ撤退しなくちゃいけないのよ。この谷はフランツの領土でもないでしょ。関係ないじゃない。逆にフランツこそ邪魔するな」
ミーシャはあくまでもここは俺とは関係ないと言い張る。
俺とミーシャの間には深い溝がある。
フィーネルも同じだろうし、グラティアスはもっと溝がある。
「うわああああああ~~~~」
グラティアスとモフルンがまだ戦う。
モフルンが一方的にグラティアスを攻めた。
フィーネルが後方から回復魔法で支援している。
それでもモフルンが圧倒的だな。
怒ったモフルンは、いつものモフルンではなかった。
怒り狂っている。
獣の狼型に変形した。
もう俺でも押さえられないだろうな。
グラティアスは防御が精一杯となると思う。
「母さんの仕返しよおおおおおおお!」
「ぐぎゃああああああああああ!」
「おいおいグラティアスは大丈夫かよ。勇者だろ、、、少しは反撃しろよな」
「うるせええええええ!」
ムルンチだけでなく、他の仲間からも指摘された。
厳しい指摘だった。
だって何もしてないのは事実ですからね。
「ここにいる意味あるか勇者? もっとがんばれよ、みんな必死に戦っているのだぜ」
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