『錬金861話 勇者視点 辺境の谷で戦闘になる』
『錬金861話 勇者視点 辺境の谷で戦闘になる』
迷宮。
この谷は迷宮化しているらしい。
つまりは下に降りた俺たちは元の来た馬車がある地点には戻れない。
複雑な迷路の形をしている。
絶対に帰ってやる。
覇者の剣を持って。
俺の剣だ。
覇者の剣は俺の剣。
俺がふさわしい剣だ。
グラーにも触らせないぞ。
もうすぐ、近くにあるのだ。
興奮してきた。
興奮が止められないぞ。
俺は女王に詰め寄る。
「おい女王、神殿を教えろ、さっさと教えろよ」
「バカか、教えるわけなかろうに」
「教えろおおおおおおおお」
女王の体毛を掴んで言った。
「教えない」
「覇者の剣があるのだな。そうだな!」
「あるさ、だから一歩も近づかせない。あの剣は触れてはならないのだ。お前もなグラティアスと言ったな、やめとけ、覇者の剣は人族と魔族で欲しがる。最強の剣でもあり、神級の剣でもある。過去にも勇者や魔王が手にした。それで世界を手にした。しかしその後に制御できなくなるのだ」
「俺は制御できるさ。最強の勇者だからな。過去の奴とは違うさ」
それが答えだ。
過去の勇者と比べるな。
俺は違うのさ。
「同じだよ、いやグラティアスは勇者なのか、最弱の勇者だよお前は」
「うるせええええええええええええええええええええええええええ! 許さねえええええ、俺を最弱という奴はあああああああ!」
俺に最弱の勇者だと言った女王。
俺は剣で切ってやった。
何度も何度もな。
女王は苦しそうにする。
すでにウルフキラーで弱っていたのもある。
俺の剣で殺す。
この場で殺してやるよ。
フェンリル族の次はフランツだ。
覇者の剣でフランツを切ってやるぜ。
「グラティアスったら、怒り狂ってるわね」
「勇者って、最弱て言われるとキレるみたいだな」
「ヤバいな、、、あの勇者、、、」
「頭が狂ってないか、、、」
俺の名前が話されていた。
しかし俺は狂ったように女王を切った。
そこで俺の手は止められた。
フィーネルだ。
「やめてグラティアス、神殿の場所を聞きだすのよ女王から」
「わかったよ」
女王から神殿の場所を吐かせるため、俺は攻撃を止めた。
谷の下では倒れているフェンリル族が数匹いた。
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