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『錬金852話 勇者視点 西の大陸で罠』

『錬金852話 勇者視点 西の大陸で罠』


 クソ、全部監視されていた。

 ルーリンのやろう、余計なことをしやがって。

 どうする気だ。

 俺らを国王に報告する気か。

 三賢者も処罰するのか。

 ルーリンの考えはまだ見えない。


「俺たちをどうするのだ、国王に差し出すとかかい?」


「まずは確認したい。あなた方の紹介をしてください。念のため」


「知っているのだろう」


「念のためです」


「俺は三賢者のグラー」


「ランジェリ、最悪だわ、、、」


「ムルンチです、、、あの、、、ちょっといいですか、お願いがあるのです」


 ムルンチが言った。

 ルーリンはうなづいた。


「何だ、言ってみな」


「あの~~~ターバンド国の騎士団団長さんですよね、凄いです、サインが欲しいです!」


「はああ!、私のサインが欲しいだと~~~」


 ルーリンにボコられるな、こいつは。

 バカか。

 この状況で聞くことかよ。


「はい、有名人のサインが欲しい!」


「お前なムルンチと言ったな、、、私のサインが欲しいのか、、、いいぞ、サインが欲しいなら書いてやるぞ」


「ありがとう!」


「サインするのかよ!」


 団長がサインすると、グラーはびっくりする。


「おいおいルーリン、サインするかよ」


「騎士団団長のルーリンを尊敬するものはいい奴だ。サインはする」


 サインするのかよ!


「お前なあ、有名人きどってんなよ」


「それよりも説明はいいから、今後の話をしてくれ」


「そうだな。まずはどこに向かっていたのかを知りたい。勇者パーティーと三賢者が一緒に行動するのは異例だ。三賢者は団長の私でも知っている。冒険者でも知っている名前だ。それが一緒に行動するからにはよほどのことと思われる。説明をしなさいグラー」


 グラーに説明を求める。

 

「クソ、、、説明をする。俺らは辺境の領地て場所がある。そこの方角に向かっていた。勇者パーティーを呼んだのはその領地付近にフェンリル族が住んでいると思ったからだ。フェンリル族を討伐するためだ」


「フェンリル族を討伐だと!」


 予想を超えていたのかルーリンは聞き返した。

 

「そうだ。悪いか」


「悪いも何も、フェンリル族を討伐できると思っているのか。三賢者の実物は聞いている範囲ではジャカラン国においても最強クラスの三人と聞いている。だが三賢者と勇者パーティーを加えてもフェンリル族を討伐は無理だな。止めた方がいい、これは私からの忠告だ」



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