『錬金851話 勇者視点 西の大陸で罠』
『錬金851話 勇者視点 西の大陸で罠』
「なんでルーリンが町にいるのよ、、、」
「考えてもわからない。ルーリンが来るのだろう。彼女に聞くしかない」
少ししてルーリンが来た。
俺らを見た。
「なんだグラティアス、まだ寝てたのか」
「ルーリンこそ何しに来た。旅行か?」
「旅行なら良いのだが、あいにく仕事だ。お前らの同行してきた奴らは、店に集めた。お前らもこい」
「嘘だろ、、、」
「出るしかないみたいよ」
「出るわよ」
ルーリンから言われて宿の外に出た。
行くのは近くのギルドだった。
町には冒険者ギルトがあり、そこに集めたようだ。
「おいグラティアス、嘘ついたな!」
「嘘はついてない」
グラーが会うなり文句を言ってくる。
三賢者と炎術の弾ら15人もいた。
拘束はされていないが、騎士団に監視されている。
「じゃあこれは何だよ、俺たちを罠にはめたな、それしか考えられないぜ」
「俺も知らん」
「私も知らないのよ」
「汚い女だわミーシャ!」
「まあまあ、静かにしなさい。私が説明する」
「そもそも誰ですか、騎士団か」
ランジェリが聞いた。
「騎士団団長ルーリンだ」
「団長ルーリン!」
「団長がお出ましかよ、、、ちくしょう」
「私がこの町に来たのは、近くに張っていたからだ。最初に行動したのは勇者グラティアスに尾行があったのを知ってからだ。グラティアスに尾行があるのを軍師から聞いた。数名の尾行者を我らも尾行した」
「二重尾行か、、、」
グラーが苦い顔になる。
俺は気付かなかった。
ルーリンの部下が酒場にいたのか。
俺を尾行してきた使者に尾行していたとはな。
それも軍師か。
軍師は俺を信用してなかった。
だから俺を監視していた。
あのクソじじいめ。
やりやがったな。
「グラティアスに尾行していたのは男女数名。王都の酒場でグラティアスと接触する。そこでの会話は不明。何を話したかは不明。しかしグラティアスら勇者パーティーは王都から馬車で移動。直ぐに私の元に知らせが来た。そこで調査団を呼んだ。騎士団には敵国や周囲を調査する専門の集団がいる。調査団に命令して勇者パーティーの馬車を追わせた」
「こちらの動きを監視していたのか、、、」
「馬車はジャカラン国に入った。さらに追跡させたら、勇者パーティーらと三賢者らが馬車にて移動を開始した。それも調査団に追跡させた。我が国の方へ来るとわかり、この町に来ると予想して張っていたのだ」
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