『錬金850話 勇者視点 西の大陸で罠』
『錬金850話 勇者視点 西の大陸で罠』
俺は自分の宿でミーシャとフィーネルといた。
「グラーは何か言ってたの?」
「辺境の領地を遠回りに行くと確認した。それとこの町に軍隊が居ないかとも聞いてきた」
「なにそれ、私達を疑っているってこと。つまり軍隊で三賢者らを捕まえるのを警戒しているのね、笑っちゃう、あるわけないじゃん」
「だから、俺は疑われることはしてないよ言ったさ」
「まあ、警戒はするよね。三賢者ほどのメンバーが動けば王都は警戒するもの。でも王都の人は誰も今回のことは知らない」
「そうだな、誰にも言ってない。逆に知られたら大変だよ。軍師にめっちゃ怒られるな」
ミーシャもグラーの話をしたら笑っていた。
気持ちはわかるからだろう。
翌朝には辺境の領地の方角に出発する。
早く寝た。
「グラティアス、起きて!」
「、、、朝か」
フィーネルに起こされた。
出発の時間か。
しかしフィーネルの様子はちょっと違った。
「町の外が騒がしいの。何かあったわね」
「外に出たほうがいい、私も着替えたし」
ミーシャは着替えていた。
俺だけ準備が出来ていない。
「部屋にいるか、、、外に出ろ」
部屋の扉から聞こえた。
誰だ?
部屋まで来るとは?
フィーネルがそっと扉に行き開けた。
扉には兵士が数人いた。
「外に出ろ!」
「誰よ!」
「我らは騎士団だ。団長ルーリンの命令だ。直ぐに出ろ、逆らえば拘束する」
「ルーリン?」
フィーネルは戸惑っている。
兵士は命令してくるがフィーネルだと思っていないようだ。
「早く出ろ!」
「あのね、私はミーシャだけど」
フィーネルの所にミーシャが行く。
「ミーシャだろうが、命令を聞かぬようだ、拘束しろ!」
マジか!
こいつら、俺らを拘束する気かよ!
「、、、ちょっと待て、、、ミーシャ、、、」
騎士団の男はミーシャと聞いて考える。
ミーシャだと気づいたらしい。
顔色が悪くなった。
知らねえぞ、お前ら殺されるぞ。
「すみません! ミーシャでしたか。団長ルーリンをお呼びします」
「うん、いいよ」
ミーシャは何もしなかった。
良かったな。
騎士団は去った。
なんでルーリンがこの町に。
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