表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/1066

『錬金084話 精霊ドリアードと食事』




 俺だけでなくスイも厳しい顔つきになった。

 リアが真剣な顔をしているからだ。


 精霊が条件をつけるのだ、人族が受け入れられるかどうかの、大きな条件だろう。

 リアは真剣な顔をして、


「条件は、私もフランツの料理を食べることよ」


「はあ? それだけのこと!」


「なんだ、もっと難しい条件かと思っていたよ。そんなの簡単だよ。いつでも来たらいい。俺の家に」


 どんな条件かと緊張して話すのを聞くと、単に一緒に食べれること。


 そんなの簡単だ。

 リアが来るのは大賛成だし、スイとモフルンも歓迎する。

 山に入らせてもらえるなら、一緒に食べるのなんて安いものです。


 ただリアは一緒に食べれるのをハートが高いと思っていたみたい。

 だから言いにくかったのだな。

 俺は何も問題はない。


 精霊ドリアード族が俺の家に来るのはいつでも歓迎です。

 魔竜とフェンリル族と精霊ドリアード族がテーブルについて、俺の料理を食べたいと話し合った光景は、凄い光景なのではないかな。


 特にフェンリル族は人族とは関わらない地で暮らしており、精霊族も同じく人里離れた地にいた。

 つまりはこの両者が一緒にいることは歴史上あったのかなて感じ。


「スイやモフルンも来ていいよって言うなら喜んで来ます!」


「決まりですね」


「決まりよ、よろしくリア」


「俺からもよろしく。一つ聞きたいのだが、精霊族は人族とは関わらないで暮らしていた、フェンリル族も同じく、誰にも知られずにこんな辺境の地にいた。つまりはお互いに一緒にご飯を食べた歴史はあったのかな?」


「絶対にありませんことよ」


「あり得ませんよご主人様。我らフェンリル族は精霊族とは、仲が良いとはされてませんでしたから。歴史上はじめてのです」


「精霊族とフェンリル族が仲良くしたのが初めて。歴史上の偉大な記念日ですことを保証します」


 やっぱりとんでもないことだった。

 二人がテーブルで仲良くしているのは、過去にもなかった、歴史上の偉業みたいだ。


「それに魔竜の私もいるのですから、もっと偉業ですよ。3人とも伝説的な魔物ですし。そこにいるのが錬金術士のフランツ様てことです。フランツ様が歴史を変えたのですよ」


「そうなります」


「ご主人様の力は歴史を変えたのです」


「俺はそんなつもりはなかったけどな、まいったな」


 俺は歴史を変えてしまったようですね。

下にある★★★★★から評価してもらえると嬉しいです(^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ