『錬金835話 勇者視点 三賢者が現れる』
『錬金835話 勇者視点 三賢者が現れる』
「どっちが上かしらね」
「私に決まってるでしょ」
「よせランジェリ、ランガ国王様の前だ」
「はいよ」
ランジェリていう女は要注意だと感じた。
出会って数秒でミーシャとバトル寸前だ。
俺に絡んで来ないことを祈る。
まあ、ミーシャを知っていたのは間違いない。
「ちなみに勇者パーティーに言っておく、ウルフキラーは常に俺が国王様から渡されて使用する。つまりは俺がウルフキラーを持つことで、遠征のリーダーとなるのは言っておく。ウルフキラーがあってのフェンリル族討伐だ」
偉そうに言ったのがグラー。
三賢者だ。
こいつも今の言い方から厄介な感じ。
ランジェリよりも厄介か。
三賢者はどれも変なのがいた。
要注意する。
ただ遠征リーダーはグラーが決まりのようだ。
それも俺に言い聞かせるように言ってきた。
まあ仕方ない。
ここはグラーに任せるのでいい。
ウルフキラーを持つのだしな。
俺がリーダーだとかで争っても意味はないしな。
「グラーの遠征リーダーで構わない、俺たちは従う」
「あら~~~、話のわかる勇者だこと。もっと気難しい性格かと思った」
「よせランジェリ、決まったからいいだろう」
話が終わるとランガ国王から、
「では遠征リーダーは三賢者のグラーとする。三賢者と炎術の弾15人と勇者パーティーで遠征だ。頼むぞ」
「お任せください国王様」
グラーが言った。
会議は終わった。
俺らは部屋から出て城にある部屋を使用するように言われた。
部屋を出て三賢者は、
「西の国の実力者がどれほどか楽しみだ。東の大陸のレベルの高さに驚くなよな」
「お前らこそ、西のレベルの高さに驚くぜ、辺境の領地にも行くようだろう、きっと驚くぜ」
「辺境の領地か。田舎は好きじゃないのよね私は。だって不便でしょ。メイドでも連れて行くわ」
「グラティアスが言ったのは本当よ。勇者パーティーの私達でも負けた村があるから、それだけは言っておく」
「へ~~~有名なミーシャがいても負けたのか。ちょっと楽しみだ。だって俺は西の大陸に行くの初めてだもん!」
「ムルンチ、遊びに行くのではないぞ!」
「はいよ。わかってますよ!」
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