表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

828/1066

『錬金828話 勇者視点 東の大陸からの招待』

『錬金828話 勇者視点 東の大陸からの招待』


「王都で見た。見たっていうかさ、直接会ってるけどね。今頃は王都にはいないと思うけど。フェンリル族を探しているわけ?」


「はい。やはり来て正解でした。国王はフェンリル族に関心があります。どうか勇者パーティーの三人方、我が国にお越しください。国王は城で待っています。馬車は準備してます」


「フェンリル族の話はしないで、いきなり王都に来いか。ずいぶんと俺らを軽く見てねえか。俺らはこのターバンド国の最強のパーティーだぜ。それを理解して言ってるのかよ。簡単に行くわけねえってことよ」


 ふざけるなよ。

 俺らが来てくれって言われて、はい、わかりましたと言うと思ったか。

 勇者だぞ。

 そこらの冒険者とは違うぞ。

 何も考えずに行くほどバカじゃない。

 だが使者もそこは承知のはずだが。


「私を簡単な女と思ったなら、この場で消すわよ」


「待ってくださいミーシャ。我々は国王様の命令を伝えに来たのです。勇者パーティーに会いたがっております。どうかお考えを。決してあなた方に危害は加えませんことは誓います。もし国王様と会えば、きっと興味がわくと思います」


 ミーシャが脅しをかけてもひるまない。

 男はかなりの手だれだな。

 そこらの冒険者だったら、今のミーシャには恐怖して立ってられないからだ。

 国王にどうしても会わせたいようだ。

 ここまで言うなら会ってもいいか。


「どんな興味だ。そこだけ教えろ。それが行く条件だ」


 男に問い詰めた。


「フェンリル族が持つ覇者の剣を探しています。国王様は覇者の剣を手にして世界を取りたいと考えてます。勇者パーティーにも協力して欲しいと思ってます」


「何! 覇者の剣を!」


 俺は驚いた。

 俺が探していた剣。

 覇者の剣を探していた。

 最強の剣とも呼ばれる剣だ。

 フェンリル族が保有しているとも言われる。

 過去には人族も手にしたと言う。


「まさか、、、あの伝達の剣があるのか、言いなさい」


「言いなさいよ」


「フェンリル族が所有しているなら、略奪できます。なぜなら国王様はフェンリル族に必ず勝てます」


 男は表情を変えずに言った。

 嘘ではないなら、国王に会う価値はある。

 覇者の剣は俺の剣だ。

 誰にも渡さない。


「面白い、国王に会う。王都の城に行く。ミーシャとフィーネルもいいな」



下にある☆☆☆☆☆に


★応援してもらえると嬉しいです。


ランキングに入れるように頑張りたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ