『錬金823話 ニンジンを収穫する』
『錬金823話 ニンジンを収穫する』
ニンジン農地に到着。
他の農地と比較して一番新しい農地です。
行ってみるといつもと同じで、土からは葉っぱが出ていた。
農地の一部なのは少しだけ植えたからだ。
最初にリアが土からニンジンを引っこ抜いた。
「おおおお～～、ニンジン取ったぞ。モフルンのちゃんと成長しているぞ」
「良かった！ 私も取る！」
「色がオレンジ色です。これがニンジンていう野菜ですか。形も変な形です」
「ニンジンは下に行くほど細くなる野菜。健康にもいいという」
「収穫しましょう、そんなに多くないかな」
「収穫しま～～～す」
ニンジンの収穫は終わった。
数は魔都で持って帰って来た分しかない。
そのため少ないけど、どれもしっかりと成長していた。
またこの中のニンジンを植えたら収穫できるだろう。
これでニンジン農地も成功。
料理のメニューも増えて今後が楽しみである。
「ニンジン農地は全部収穫した。もっと収穫するのあるの？」
「ありそうね、他にはタマネギ農地がある、タマネギもいいよね」
ニンジン農地の次はタマネギも収穫してくれるという。
積極的だな、ありがたいです。
どんどん収穫してください。
「タマネギも取ったよ～～～」
「茶色の皮がある、、、」
「本当だ、タマネギの皮ですかね。食べる時はないけど」
「皮はいつも捨ててしまうな、皮にも栄養があると聞くけど、食べるのは実の部分だ」
「皮を取れば食べられるのだな、どれ、食べてみようかな」
「カエンはタマネギも好きみたいね」
「モグモグ、、」
「あら、タマネギを食べてます」
「だって、収穫してたらお腹が空いてさ、、、」
カエンが収穫しているタマネギお皮を取ってかじってしまう。
大丈夫か？
俺の予想だとヤバい気もするけど。
タマネギでは生でかじると、強烈に目に染みるが。
「ああああああああああああ～～～～目があああああああああああ」
「どうしたのカエン！！」
「カエンの目が変です、並みだが出てます！ すぐに吐き出しなさい！」
「おええええええええ～～～」
「それはタマネギのせいだな。タマネギは切ったりすると鼻や目から成分が入る。そうすると目から涙がでるのさ。カエンはしばらくは涙が止まらないよ」
「あっはっは、カエンは収穫したのを勝手に食べるからよ」
「そうですよ、カエンだけだ。誰も食べてない。盗み食いするからよ」
「ああああ～～目が痛いよ～～～～～」
カエンは泣きながら目から涙を流していた。
タマネギの収穫もした。
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