『錬金820話 裁縫スキルを試す』
『錬金820話 裁縫スキルを試す』
「何か疑う、フランツ様と蜘蛛族の女性がこんなにいて、3日間嫁にしていたら、何もないわけないと。本当に何もないかしら」
「スイ、キミは疑いやすい性格だ。問題ない。それよりもリアは破れた服を持ってきたかい、スパルネが裁縫スキルを獲得したかを確かめる」
スイはやや不満そうではあった。
なので話しをリアの服に差し替える。
するとリアは服を出した。
今着ている服は別の服だ。
「はい、これが破れた服。今着ているのしかない。着ているのが破れると困る」
「服が足りてないな。圧倒的に」
「足りません、何とかして欲しい。コメ神様が商人から購入するのもいい」
「商人から服を購入するのは俺も検討中だ。まずはスパルネにお願いするよ」
「これですね、、、でも糸はある。私が出した蜘蛛の糸が。この糸でどうやって縫うのかがおもいつかない。方法を教えて欲しい」
スパルネは破れたリアの服を手にした。
しかし蜘蛛の糸だけでは裁縫する道具がない。
針がいるだろう。
針に糸をつけて糸で縫っていく。
スパルネは具体的には知らないようだった。
「誰も裁縫の道具や方法がわからないです。リアは知ってますか」
「ごめん、知らないの、スイとモフルンとカエンはは?」
「知らん」
「知りません」
「見たことない」
「ダメだ。全員知らないとは、こうなるとフランツしかだよね、裁縫の道具てあるの?」
結局のところ誰も知らなかった。
そこで俺に最後にきたわけだ。
俺も詳しくはないが、ここにいる女性よりは知識があったとは。
たぶん、町にいけば裁縫の知識や技術はたくさんある。
王都にも服を作る職人は多くいた。
ただ俺は技術はないので、教えることはできないな。
ミスリルの合金はいつもは倉庫に保管してある。
ミスリル素材は世界にもレアな素材として通っている。
俺も入手するのは難しかった。
「道具か、俺が作るよ」
「ここで作れるの?」
「作れる。俺の錬金術に必要な鋼材があるからな」
「あっミスリルですね。この迷宮には採掘できるのでしたね」
「うん、上の階層に行こう、2階層には採掘できる」
2階層で採掘するとした。
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