『錬金811話 服を作る』
『錬金811話 服を作る』
スパルネは俺やリアをじっと見て言った。
覚悟を決めたのか、話し出す。
「スパルネ、、、それはいけません!」
「我が蜘蛛族流を人族に話すのは賛成できない。反対する」
スパルネが話そうとすると、横から割って入ってきて話すのを止めた。
スパルネの仲間だった。
仲間の蜘蛛族の女性がきて止めた。
なぜ止めたのか俺にはわからない。
理由がありそうだ。
「どうして止めるのよ」
「スパルネが話すのを止める理由でもあるの」
「止めなくていいでしょ、別に糸で服を縫うのにさ、深刻すぎです」
リアらが不思議に思ったのは当然だった。
なぜ止めたか俺も不思議だしな。
深刻に感じた。
「スパルネを止めたのは、、、我らにとって深刻な事態になるからです。スパルネがそれをわかってやるなら、それを止めようとしたまでです」
「スパルネさ、なぜ深刻か私も知りたい。そんなに蜘蛛族流は深刻なのかを」
「わかった、みんな下がっていい。私の暴走を止める気持ちは有難い。でも私を頼りに来たからには、その期待に答えたい気持ちがある。私を心配しなくていい、大丈夫ですから。それでは蜘蛛族流のスキルについて話します。私の蜘蛛族には特主なスキルがあります。それがいつでも使えるわけではありません。条件が揃うと使えるスキルがあるのです。それでリアの服を直すのができる裁縫スキルがある。蜘蛛族流の裁縫スキル。このスキルが使えるなら服を直せると思う。でも問題はその裁縫スキルを使える為の条件がある。仲間が私を止めに入ったのは条件があるからです」
「話はわかったわ、条件を達成したら使える。その条件てのは?」
「条件て難しいのかな?」
「その条件は、、、私が人族と生活することです。一定期間を人族と過ごすことで裁縫スキルは発動すると言われている」
なんだそれ、、、。
裁縫と、どんな関係があるのだと言いたい。
たぶん、誰もがおもうだろう。
「人族と暮らす?」
「意味がわかりませんけど、それが発動条件ですか。人族は村には一人しかいませんね」
全員が俺を見る。
なんですか、この視線は。
「俺ですか?」
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