『錬金792話 ホーリーウィッチ族の歓迎会』
『錬金792話 ホーリーウィッチ族の歓迎会』
「魔王は迷宮の魔族からしても特別です。お会いできて光栄です」
「俺は西にある大陸の魔王だ。あの迷宮はそれこそ特別な迷宮。歴代の魔王ですら入らなかった地。寄って魔王の領域ではないとされてきた。俺も迷宮の知識はない」
「迷宮は独立した組織になっていると聞いています。地上の魔族とも交流はなかったと。ですので魔王以上の存在がいるとも言われていますが、全体を把握してないので、断言はできないの」
「ますます調査が必要ね、フランツ様」
「時間ができたらな、下の階層に行く予定とはいっておく」
そのうちに。
今は食事中ですから、冒険の会話は控えたい。
歓迎会は大盛況で終わった。
いつものことだが、ビールなどのお酒が大量に飲まれたため、酔っ払いも出現。
ホーリーウィッチ族もビールは飲めるようだった。
だいたい魔族はアルコールに強いと聞いたことがある。
聞いた話では、人族の10倍とも20倍強いとも。
本当のところはわからないが、あながち嘘ではなさそうだ。
ホーリーウィッチ族はまた迷宮に戻った。
今後は毎日でも地上に来るだろうから、いよいよ人口が増える。
5階層にはホーリーウィッチ族が100人はいた。
一度に地上に来ないとは思うが、それでも人口が一気に増加した。
マニクリエと別れる時にその後の魔界樹の様子を聞いておく。
「魔界樹の様子はどうかな、若返ってからホーリーミントは育成できそう?」
「ええ、フランツ村長のおかげでホーリーミントは育っています。これで我らは生きられます。定期的に接種しないと生きられません。ホーリーミントがすくすく成長します」
「それは良かった。また5階層に行くよ」
「いつでも歓迎です」
ホーリーミントは成長しているようでホッとした。
枯れ草しか育たなくなっていた土地だった。
ホーリーミントが一面に育っているのが楽しみである。
食堂での食事を終え、俺は農地を見に行った。
2、3日見てなかった。
農地は順調そうだ。
新しいジャガイモ農地も調子はよさそうだ。
そして新たに農地を開拓する。
ニンジンだ。
ニンジンを倉庫から持って来た。
農地を作る。
作るところにモフルンが通った。
「農地の仕事ですか」
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