『錬金791話 ホーリーウィッチ族の歓迎会』
『錬金791話 ホーリーウィッチ族の歓迎会』
「村はいろんな施設がある」
「家もあるし、農地もある。食堂があるから案内する」
食堂にはホーリーウィッチ族を待つ人で埋まっていた。
入ってきたらいっせいに拍手が起きる演出。
マニクリエらは驚いていて着席した。
長女のタンパが出てきた。
「さあああああ、皆さん、我ら魔王専属、料理美魔女3姉妹とサラによる、魔族流のローストビーフです。それとトマトサラダ。ライスが付きます。今日は新たな村の仲間が来てます、魔族ホーリーウィッチ族の人たちです。どうぞみなさん拍手を!」
「おおおおお、よろしくね!」
「フェンリル族で~~~す、よろしく」
「魔王様に使える魔将娘です、よろしく」
「よろしく、ホーリーウィッチ族のマニクリエです。迷宮5階層にいますので!」
みんなから祝福されて食事は始まった。
とても美味しそうである。
俺はマニクリエの横に座った。
珍しそうに皿をみる。
「ローストビーフ?? 迷宮にはない料理です」
「料理は魔都という魔王の専属料理人がいるから、いろんな料理が出るよ」
ローストビーフがでるとは驚いた。
王都では高級品である。
毎日は食べられない料理にテンションが上がる。
マニクリエがローストビーフを一口食べた。
「わああああああ~~柔らかいお肉だああああ」
「本当だあああ」
「この肉は牛肉なのか、半分生肉だが美味し」
マニクリエも気に入ってくれたので安心。
「どうも、蜘蛛族スパルネよ。会ったことはなかったですが、迷宮の3階層で糸を作っているの、よろしく」
「3階層ですか。蜘蛛族がいるとは聞いてました」
「こんにちは、我らは4階層、山羊サティロス族。サティよ」
「4階層山羊サティロス族は知ってました。何回かは会ったことがあった」
「蜘蛛族と山羊サティロス族は少し前から村の住人だ、よく食堂に来て食事も取っているよ」
「そうですか。まさか迷宮の魔族と地上の人がこうしてご飯を一緒に食べているとは想像もつきませんでした。地上は人族がいて、魔族と激しい戦闘だけしていると思った」
「魔王もいるけど、本来は人族と仲が悪いのよ。でも彼はドリアード族のリアが好きでさ、それでこの村に、、、」
「おい、モフルン、、、黙ってなさい、、、」
ストラマーベルはやや顔が赤くなっていた。
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