表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

777/1066

『錬金777話 アドマイヤグル視点 宿屋を襲撃』

『錬金777話 アドマイヤグル視点 宿屋を襲撃』


「開けるぞ、、、」


「はい、、、」


 開けると部屋は暗いままだ。

 俺らの目は見える。

 かすかにだが確認した。

 床に倒れていた。

 3人が倒れていた。

 まさか!

 3人ともやられたか!

 

「おい、誰だお前らは?」


「げええ!」


 俺たちの直ぐ横からだった。

 全く気配はなかった。

 いきなり声だけした。

 信じられない瞬間だった。


「お前らこそ、俺の仲間を!!!」


「ああ、入ってくるから、外で一人と、部屋にいるのが3人は気絶させた。仲間なのか。一体何をしにきた。物と金が目当てかい?」


「ぐっ、、、」


 俺に話しかけてきたのは、昼間会った男だ。

 こいつがフェンリル族なのか?

 そうだろう、確かに尻尾があった。

 なにより驚いたのは、まるで気配がなかったことだ。

 訓練している俺が全く気づけなかった。

 初めてだった。

 衝撃の瞬間。

 俺は戦慄した。

 そして気づいたのだ。

 こいつらはヤバい。

 俺らの狩れる相手ではないと。

 危険信号が走った。

 仲間に合図する!


「退散する!」


「退散だ! 逃げろ!」


 仲間はまだ無事だ。

 来た通路を引き返す。

 宿屋から出たが、フェンリル族の男はいない。

 大丈夫だ、追ってきてはいない。

 そのまま宿屋から逃亡した。


「ここまで来れば大丈夫だ、仲間はみんないるか?」


「はい、います、宿屋に入った4人以外はいます」


「何だったんだ、あの男は、、、初めて感じた恐怖だった、、、」


「私もよ、フェンリル族ってこと、、、殺されたと感じた。あそこに居たら確実に殺されたわ、、、仲間は残念だけど、置いて逃亡するしかなかったわね」


 仲間はみんな同じ意見だった。

 誰も戦うべきだったとは思わない。

 一瞬で判断した結果だった。

 俺は興奮した。

 殺される感覚に触れたからだ。

 殺しのプロになって初めて感じた感覚に。

 宿屋に戻ることはしない。

 ここはいったんはタップの所に行く。


「タップの所に行く。結果を報告することになっている。今日は冒険者ギルトで待っている」


「行きましょう」


 ギルドではギルドマスターのタップと待ち合わせの約束だった。

 誰にもつけられていないのを確認してギルトに向かった。

 くそっ、まさか俺が失態をするとは!

面白かったら☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです

頑張れます

↓↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ