『錬金772話 アドマイヤグル視点 漆黒の乱が動く』
『錬金772話 アドマイヤグル視点 漆黒の乱が動く』
「フランツ、、、知らんな」
「俺も知らない」
「ああ、聞いたな、最近グラティアスのパーティーから追放された人物がいるとな。それがそうだろう。あまりにも弱いし使えないから追放されたと聞いたが、、、」
「それ、別人でしょ? アドマイヤグルの説明と違いすぎるし」
「いや、同じだ。タップから来た話ではグラティアスのパーティーから追放されたと聞いた。間違いない。同一人物だ」
使えないと言うのは信用しない方がいい。
失敗するからな。
最悪のことを考える。
「同じですか。アドマイヤグルが言うのを信じます」
「俺も信じます」
「実は俺は今日それらしき人物に会っている。武器屋に来たお客だ。3人だった。武器を見に来た。そいつがフランツと呼ばれていた。見たこともない武器の剣を所有してる。切れ味は異常」
俺は実は普段は暗殺パーティーではなく一般人の武器屋の店主。
だれも俺を暗殺パーティーとは知らない。
あの剣の持ち主が標的だ。
俺としては申し分はない。
「それじゃあ、フランツを殺してその後にすげえ剣を奪えばいいじゃないですか」
「そのつもりだ。本当はその場で殺して俺の剣のコレクションにしたかった。だが自分を押さえた。衝動に駆られて行動はしてはいけないのが暗殺パーティーの鉄則だ。俺は殺さずに店主を通した。だがいい具合に殺せるチャンスが来たってわけ。しかし問題もある。問題は残りの二人」
「どんな人物だい」
「一人は女でファイアドラゴン。もう一人は男でフェンリル族だ、すげええ大物だろ、しびれるだろ」
「ファイアドラゴン!!」
「フェンリル族だ!!」
「マジかよ、大物どころか、ヤバすぎないか、、、どれも伝説級だぜ」
「伝説級だが、消せば、伝説級の報酬は確実だ。過去の報酬など目じゃない」
「うひひひひひひ、やろうっぜ、伝説級もこの手で殺せしてええ」
「俺も殺してええええよ」
メンバーは最初は標的に驚いたが、報酬となればがぜんヤル気がくる。
全員が賛成した。
これで怖くはない。
俺らの恐ろしさを見せてやろう。
「結構は今日の夜だ。夜になったら再び集合だ。いいな!」
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