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『錬金077話 精霊ドリアードと戦う』



 スピューーーーーン!

 スピューーーーーン!

 スピューーーーーン!


 最初の攻撃とは次元の違う迫力だな!

 こりゃ台風並みの風だ!

 酷いな、立ってられないぞ。


 俺の体には無数の傷が生まれる。

 ミスリルの壁を作っても作っても、間に合わないくらいだ。


「あははははは、私の攻撃が上回ったみたいだね!!」


「……まるで台風だな」


「森の乱気流です!!」


 めちゃくちゃに攻撃してくるな。

 精霊ていうけど、リアの攻撃によって俺の農地はめちゃくちゃになってますけど。


 少しは考えて欲しいものだ。

 戦いの場を農地から離れた所で、戦うべきだったなと後悔。


 農地を守るのも俺の仕事である。

 せっかくスイとも頑張って作った農地、このままめちゃくちゃにされるのを我慢はできないな。


 ただミスリル剣で接近しようにも、あまりの風圧で、接近できないし、攻撃が届かないです。


 そうなると、俺の負けは確定したようなもの。

 スイのためにも負けられませんよね。


 農地がめちゃくちゃになったのを見て、思い出す。

 もともとは農地は荒れ地であった。


 それを錬金し作ったミスリル農具で土を耕して農地にしたのだったな。

 だったらまたミスリル農具を使うのも悪くはないな。


 現在はミスリルの剣だが、ミスリルの農具を取り出す。

 戦いでまさか農具を使うとはな。


「あはははは、なにそれ? もしかして農具でしょ? あはははは、精霊の私に勝てないとわかり、ついに剣じゃなくて農具で戦うの? 面白い! ちょー面白いから! 農具で勝てるものなら試してごらんよ!」


 ブンブンと台風みたいな攻撃が続く。

 俺の防御も大変に忙しい。

 ミスリル農具を見た精霊のリアは、大笑いしていた。


 普通なら笑える。

 でもこれは農具であっても、普通の農具とは違うのだよ。


 俺の錬金術で作った農具。

 一緒にされたら困るな。

 俺の農地の上で、どっかりと立っているリア。


 農地に木の根っこが何本も生えて支えていた。

 せっかく作った農地に、堂々と根っこを張った。


 これじゃ農地は困るし、農作物もダメだ。

 農作物をダメにするのは良くないのを教えないとな。

 俺が精霊に教えるてのも変だが、しっかりとダメだと言わなきゃな。


「錬金術の農具は、土を変えられるのだよ。リアは知らないなら、見てみな、俺の作った錬金によるミスリル農具の力をね!!」

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