『錬金764話 王都の料理屋』
『錬金764話 王都の料理屋』
女性の店主は俺に懇願する。
そこまで強くお願いされると思ってなかった。
切るだけでなく、料理も構わないですね。
タマネギとコメとキャベツとで、料理をしてもらおう。
きっと美味しい料理ができる。
女性に俺は言ってみる。
「タマネギを切るのはいい。それと他にもキャベツ、コメもある。これで料理をしてみてよ。そしたら王都でも通じる野菜とコメなのかわかるはず。俺はそこが知りたいのです。田舎から出てきて、田舎で農業している。やってみてよ」
「オイラも楽しみっす!」
「ええ、店主の腕なら、凄い料理出来ちゃいそう!」
「わかったわ、やってみるわ、少しお待ちを。この野菜で作ってみます!」
女性は絶好のチャンスとばかりに、キッチンに野菜を運んだ。
料理人がワクワクする野菜。
俺が求めている野菜を見た瞬間だった。
食べる人だけでなく料理人が楽しくなる野菜。
そんな野菜が理想であった。
ちょっとしたらタマネギの香りが来る。
焼けた独特の香りだ。
「お待ちどうです、どうぞ、タマネギとキャベツの野菜炒めにライスです」
「おおおおお、野菜がいっぱいです!」
「オイラまだ食べられるっす!」
テーブルに来たのは野菜炒めだった。
一つのお皿。
あとライスもついた。
「みんなで、少しずつ食べましょう。店主も食べてくださいよ」
「ええ、それでは食べます、、、まずは野菜のタマネギとキャベツから、、、ああああああ!」
「どうしました!」
「美味しくないとか!」
店主は大きな声を出した。
たった一口であったから、びっくりだ。
「おおお、お、お、お美味しいです〜〜〜わ〜、なんなのこのタマネギとキャベツは! 甘さがハンパない。まるでフルーツみたいだわ、信じられません!」
「ええええ〜本当に! オイラも食べっすよ、、、美味い、やっぱり村の野菜は最高っす!」
「いつものコメです〜わ〜」
「店主さん、ライスも一緒に食べてください。コメも村の特産品ですから」
「はい、では野菜と一緒に食べます、、、まあああああああ、ライスも甘い、旨味も凄い、これはコメですか! コメには思えません! 野菜の相性が絶品! もう止まられません!」
「あはははは、店主さん、気に入ってますね」
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