『錬金756話 王都の武器屋』
『錬金756話 王都の武器屋』
剣を持ちながら店主は絶叫する。
何がどうした?
絶叫マシンでもないし、絶叫するポイントないはずだが。
カエンがびっくりして店主に、
「手でも切ったのですか?」
「違うのだあああああああ」
またも絶叫する。
「それじゃあ、なに、、、わからないですよ!」
「凄い剣です。私は今まで武器屋をやってきました。その間、いい剣も見た。有名な剣の偽物も見た。伝説の剣とも呼ばれる剣はないが、魔剣と呼ばれるレアな剣。歴史にある勇者が使った剣などを見てきた。それらの剣は実に美しいし、綺麗いだし、惚れてしまう美があった。この剣はその剣にも負けない剣です。いや、見た剣よりも凄みも感じる。何よりも凄いのは剣の美しさ。こんなに美しい剣があるのかという感じ。どこで買ったのですか、教えてください!」
店主が絶叫してたのは、ミスリル剣が凄くいい剣だった。
数ある名剣を見てきた店主が驚くのに、俺が驚いた。
戦いにおいては切れないのはなかった。
自分でもわからないが、それだけ良い剣なのは確かか。
「買ってはいない」
「あああ、それでしたら、どこかのダンジョンで発見したとか。よほどの凄い冒険者さんでしょう」
「発見もしてない、実は俺が自分で手作りした剣なのです」
「ええええ、手作り!! 剣を作るのは決まっています、鍛冶師の方でしたか、てっきりと冒険者さんかと思いまして」
俺を鍛冶師と思ったようだ。
鍛冶師は錬金術によく似ているが、武器や防具を作れるのが鍛冶師だ。
普通の錬金術士はアイテムや回復薬を作ったりもする。
俺の錬金術は特殊でどちらも作れる。
武器も作ったし、アイテム類も作れる。
どちらの能力も備えているのが強味だ。
ミスリル剣も手で作ってしまった剣。
かなり驚いてます。
「鍛冶師ではない、錬金術士です。俺は錬金術が使えます。ミスリルも使って作った件です。他には風呂場を作ったりもした」
「ええええ、錬金術ですか、珍しいです。ちょっとだけでいいので、少しこの剣で切らせてもらえませんか、おねがいします」
店主はミスリル剣を触ってから、触れるだけでは満足できなくなった。
切りたい欲求にかられたようだ。
「切りたいのだな、構わないよ、店主の好きに切っていい。ただし危ないから振り回したりはだめだ」
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