『錬金752話 国王と対談』
『錬金752話 国王と対談』
「撤回だと、、、」
国王は俺の意見に険しい顔に。
普通は国王には従うもの。
国民なら当然だ。
俺が認めずに意見を言ったから、さすがに国王も顔を歪めたのだった。
「はい、撤回してください。俺は村の住人を国の命令で一人も移動させたり、移住させることはしません。もし俺の意見が通らない、ダメだというなら、話は決裂ですね。これ以上は話し合いはしません」
「むむむ、、、フランツの村を、今の状態では私も認めないし、放置はしない。どうしても私の提案の移住させるのはダメか?」
「はい、移住させません」
「わかった」
国王は俺が断固として頷かないとわかったらしい。
これは何時間やっても結果は同じだ。
何時間討論しても、移住させないのだから。
すると、国王はじっと黙ったまま動かない。
少しの間、無言が続いた。
俺も黙ったまま、沈黙した。
国王が判断するのを待った。
グラティアスやタップ、ルーリンも黙っていた。
さっきまでは、うるさかったが静かだ。
そこで国王が口を開いた。
「フランツの意見は認めぬ」
きっぱりと俺の考えを否定した。
案外とはっきり言うな。
俺の考えが国王には受け入れてもらえないとわかった。
そうくるなら、俺も決めるのみ。
「認めないのですか。そしたら話はここで終わりにしましょう。もう話す必要ないです。村は俺の自由にする。今後も俺が自由に住人を増やす予定。それを王都からうるさく言われるのは嫌です。村は将来的には町にする予定もある。人口が増えたら、町と呼ばれる。町から大都市にも。今の人口の2倍、3倍と増えるかもです。たとえ国王が増やすなと言っても増えることもある。王都くらいの人口になったりしてね、あははは、よかったら国王も村に遊びに来てください、歓迎します。ビールも作ってますから」
俺は国王との長い対談を終えることにした。
これ以上の話は必要ないとした。
「わかった。話はここで終了としよう。だがフランツ、覚えておけ、国はいつでも村を監視する。変な行動は反逆とみなす」
「わかりました。それでは失礼します。あとグラティアス、燃やして悪かったな」
国王には頭を下げて失礼して、グラティアスには謝罪した。
服や髪の毛が燃えてしまったから、悪いので。
しかし俺が謝罪しても彼は不服そうで、
「悪かったなで済むかよ。忘れねえぞ、髪の毛燃やされたのは」
「怒ってますね」
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