『錬金747話 国王と対談』
『錬金747話 国王と対談』
「お答えします。俺の考えは戦う気はありません。国と争う気も全くありません。俺は辺境の領地を破格の安い金で購入した。あそこは土が荒れ地で酷かったのが原因。その最悪の荒れ地を自分たちで開拓して村にまで発展させた。今後も村の農業や産業を育成するのに集中します。よって戦いになるとしたら、バカなグラティアスが戦いに来た時です」
「錬金術士が俺をバカと呼ぶなあああああ」
「それでは、フランツは村で農業などをするだけというのか。それを信じるのは危険です国王様。こやつの村の戦力は異常です。先ほど名前が上がった魔竜アイスドラゴン、フェンリル族、ドリアード族に、魔王ストラマーベルまでも住んでいるという凶悪ぶり。さらに追加でファイアドラゴンまでも住みだしたという情報まである。本当かは確かではありませんが。少なくとも、それだけでも我が国を滅ぼす気があれば最悪な結果になりかねません」
「軍師の意見は理解できる。フランツが危険な存在であるのは消せない」
「ファイアドラゴンが本当に住んでいるかは、フランツのバカに聞けばわかりますよ、どうなんだよ?」
グラティアスが聞いてきた。
答える気もない。
グラティアスに教える必要がないし。
「教えたくもない」
「ほら、嘘ですよ。ファイアドラゴンが住んでいるなんて嘘の情報だ。国を脅そうとして嘘をついたな、この嘘つきフランツは!」
「言うなあああああああああああああああああああ、コメ神様に向かって、嘘つきだとかいうな。本当にファイアドラゴンは村に住んでいる。だから言うな。それ以上いうなら、勇者パーティーごと潰すぞ!」
カエンが俺が言われているのが我慢できなくなった感じ。
イライラしているのが伝わる。
ヤバいだろ、国王がいる前で炎を出されたら、話し合いどころではなくなる。
だがグラティアスがアホなのは、意味なく俺に文句を言ってくるからな。
「潰すだと、、、、、あははははははあはは、勇者の俺を潰しますか、女さん」
「私も潰すってことよね、あんまり調子乗るんじゃないわよ。魔術士ミーシャに言ってはいけない言葉ですよ。国王様がいなければ、もうこの場で死んでますからね」
「私も殺してますよ。気つけなさい言葉に。勇者パーティーを下に見るなってことよ。最強の存在ですから」
三人の勇者パーティーがカエンに注意した。
殺すとも。
いや、逆に危険なのは、そちらさんですけども。
カエンがファイアドラゴンなのを知らないようだ。
ファイアドラゴンとして勇者パーティーと騎士団団長ルーリンらを撃退した時は、魔竜の竜の姿だった。
現在は人型の姿をしているため、カエンがファイアドラゴンと誰もわからない。
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