『錬金738話 王都から呼ばれる』
『錬金738話 王都から呼ばれる』
トラムがいればなにかあった時に俺を助けてくれるはずだ。
「トラムには悪いけど、私が行く」
「ええええ!!、ちょっとカエン、オイラが行くって決まったのだよ、もう決まった話だぜ」
「そうだよ、たった今、決まったけど、どうしてカエンが」
やって来たカエンはいきなり王都に行くと言い出す。
マジか。
トラムが行くって言ってるけどな。
でも行けるのは一人だ。
「王都に行くのは国王と話すのでしょ。私の件もある。王都で暴れたからな。だから私が行くべきと思うの。トラムには悪いけど」
「うううううう、そんな、オイラ行きたかったのに~~~カエンずるいぞ」
「トラムの気持ちはわかります。でも私が行くべきよ」
「困ったな~。カエンの件も話に出るだろうから、城に行くと話がスムーズだな」
「ええええええ~~~村長~~~~!」
「悪いね今回は我慢してトラム」
カエンがトラムをなぐさめる。
トラムはなぜ~~~と言う顔に。
「もうしわけありませんが、決まりましたでしょうか?」
使者が早く決めろと言ってくる。
俺が決めるしかなさそうだ。
どちらかひとりしか決められないので、恨みっこなしでお願いします。
「俺が決める。トラムは俺の為に働いてくれそうだ。だがカエンが行くなら国王との会話も楽にはなる。どちらがいいかと言うと」
「オイラか」
「私」
「決めた、トラム、カエン、二人とも俺と行こう!」
「よ~~~~~し、オイラだ!!」
「私も行ける!」
「ええええええ~~~両方ですか! 一人ですってフランツ!!」
「トラムは俺の護衛役。カエンは今回の話し合いの重要参考人だ。必要人物だ」
結局は決められずに両者に決めた。
トラム、カエンは喜んでくれたが使者の男は納得しない。
「でも、困ります、国王からは一人と言われてますから」
「国王には俺が説得させる。いいだろう」
「わかりました、馬車にお乗りください」
馬車に乗る前に、家に行って、スイやリアに伝えた。
彼女らは私も行くと言い出すが、そこは行ける人数が限られていると説得させた。
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