『錬金737話 王都から呼ばれる』
『錬金737話 王都から呼ばれる』
「村長、行くのですか、勇者パーティーも来たし、村長の命を狙いに来た。勇者パーティーの上にいる国王の所に行くのはヤバいっす」
「俺と話があるというのだから、逃げたくない。逃げると逆に国に反乱していると思われるだろ」
「まあそうっすけど。でも危険っすよ、オイラも行く」
トラムは俺と一緒に行くという。
そもそも行くのは何人なのか聞いてみる。
「確認したいが、王都に行くの俺ひとりかな?」
「はい、おひとりでお願いします、馬車で王都まで行きます」
馬車に乗せるらしいから一人だった。
トラムは残念そうな顔になる。
「一人くらいはいいでしょう、オッサン!」
トラムはオッサンと呼んだ。
オッサンはオッサンだが、俺は呼べないです。
「ダメです」
「王都で村長に何かあったら責任取れるのかよ! 村長と争いもあったのだぞ!!」
「、、、、、責任は難しいですが、、、わかりました、フランツと、もう一人一名だけ認めます」
「よし、オイラで決まりだ!」
トラムが従わずに、使者の男に言いよった。
俺は無理だろうと見ていたが、責任というと男の態度が変わった。
なんと一人だけいいという。
そこでトラムがガッツポーズ。
そこまで行きたいのか。
「そこまで王都に行きたいか?」
「王都って人も多いって聞きます。一度は行ってみたいっすね」
ただの都会に憧れているだけじゃんか。
俺が心配とか嘘か。
まあ、それでももう一人はいた方がいいかもな。
「俺は行きたいとは思わないけどな。じゃあトラムで決まりだ」
トラムで決まった。
そこへ声が聞こえた。
だれか来たのか?
「コメ神様」
「カエン、、、、、どうした?」
カエンだった。
すぐそばにいたけど、気づかなかった。
「今の話は聞きました。トラムが行くっていうのも」
「聞いてたのかい、まあトラムが俺と王都に行く。みんなは村にいてくれ」
カエン達には村で留守番だな。
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