『錬金735話 勇者視点 王都から呼ばれる』
『錬金735話 勇者視点 王都から呼ばれる』
「来させる、これは国王の命令。歯向かうことは許さない。村はこの国の領土内にあるのだ。許さないし半玉となる。国王との間で対談をする。もちろん異例ではある。国王が国内の村長と対談するのは異例だ。だが国王がすると決めた。お前らも出席だ」
「出席ですか」
「はい、出席します」
「それで、出席はしますが、何を話すのでしょうか軍師さん?」
ミーシャが聞いた。
一番重要な点だった。
軍師は答える。
「フランツを呼ぶ。そして我が国に従うのか、それとも反逆する気があるのかを、本人に直接国王が聞く。返答次第では反逆者だ」
「ふふふ、フランツがなんて言うかしら。恨みを持っているからね私にも、勇者パーティーを追放する際にも酷いこと言ったから。きっと恨んでいますね。グラティアスと私とフィーネル、それにタップのことも」
「俺もかよ、俺はグラティアスが追放したから追放としたのだ。グラティアスが先だぞ」
「先も後もない。フランツからしたら、タップもグラティアスも同じだよ。殺したいだろうな」
ミーシャがタップに皮肉を込めて言う。
「ぬうううううう、俺に恨みかよ、、、、」
「フランツはタップを殺しに来るかもな!」
俺が意地悪く言ってやった。
さっき俺をバカにしたお返しだ。
「殺しに!! ぬううううう、フランツが来たら、、、軍師よ、フランツが少しでも反抗したり、従わなければ、即座に牢獄に入れましょう!」
「それは国王が判断されること、私が判断はできない」
「タップよ、牢獄に入れるかは私が決める。お前はフランツを説得でもしなさい」
「はい、、、」
国王にはっきりと断られたタップ。
ざまあみろだ。
フランツが王都に来こないと思っていたタップは心底慌てているな。
今更ながら怖がっている感じだ。
ざまあだ。
俺をバカにするからだ。
「あいつの強さは異常だ。騎士団にとっても脅威です」
「騎士団で対抗できるかルーリン?」
「対抗できると、確信は持てません。現在の戦力以上の戦力を持つのを禁止すべきでしょう」
「わかった。とにかくフランツと対談だ。その時にまた集まること」
国王との会議は終わった。
また説教されるかと思っていたから、説教なしで良かった。
問題はフランツが王都に来ることだ。
あの野郎が来るのなら、本来なら切り殺してやりたいところ。
しかし、さすがに騎士団が大量にいる前では暗殺とかは無理だ。
まあ、来たらその時は、俺が従わせてやるぜ!
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