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『錬金734話 勇者視点 王都から呼ばれる』

『錬金734話 勇者視点 王都から呼ばれる』


 ありかたについてか。

 俺からしたら即刻で牢獄行きでいい。

 そして俺に謝罪させてやる。

 グラティアス様と言わせてやる。


「フィーネルが言ったのは、この前の国際市場の件だ。王女様の護衛役で依頼されていった。その市場にフランツが偶然いて、グラティアスはフランツの仲間である蜘蛛族と戦い負けた。この話はタップや団長ルーリンにも話した。そして国際市場の前には、ファイアドラゴンの件だ。東の国からファイアドラゴンが来て、勇者パーティーらはフランツの村を襲った。だが逆にフランツの戦力に大敗した。しかもファイアドラゴンはそのまま村に住んでいる。この現状は異常と国王は判断している」


「ファイアドラゴンが村に住むって、どうしてだい、俺にはわからないから説明してくれ」


 タップが説明を求める。

 騎士団団長ルーリン達はファイアドラゴンを知っている。

 一緒に村に行ってファイアドラゴンにやられて帰ってきたからな。

 タップには俺が説明するしかない。


「グラティアス、説明しなさい」


「ファイアドラゴンはコメが好きな習慣があった。フランツのコメが城で分けてもらった。ファイアドラゴンは村のコメを気に入ってしまい村に行く口実となる。俺が説明したのはフランツの村を襲えば、村のコメが食べ放題だと言った。そしたらファイアドラゴンはすぐに村に行くと決まった。まあ要するにファイアドラゴンはコメしか頭にない竜ってことだ。バカな竜だ。しかしフランツとの戦いで誤算があった。ファイアドラゴンは俺らにも攻撃してきた。結果は大敗した」


「それじゃあ、勇者パーティーと騎士団で行って、ファイアドラゴンに裏切られて攻撃されて逃げて来たってわけか。それは酷い結果です、国王がお怒りになるのも最もです。全部グラティアスの責任でしょう」


「うるせえ!」


 だから説明するのは嫌だったのだ。

 うるせえ奴だぜ。


「ここまで話て国王から何かお話はありますか?」


「うむ、まずはフランツが想像以上に強いということ。そして彼の村は強大な村になりつつある点だ。原因はグラティアスとタップがフランツを追放したことから始まるのだな。そこから辺境の領地に村を開拓した。今では村の域を超えた戦力を有している。このままでは我が国の治安が狂ってくる。国土の安全保障ができなくなる」


 国王はフランツを危険と思っている。

 この国が滅ぼされるともだ。

 しかも決して言い過ぎではない。

 ファイアドラゴンまでも仲間にしたのだ。

 この国を完全に支配する計画があっても不思議はない。


「それは極めて危険です。そこで国王は決めました。フランツを王都に呼ぶと決定した」


「王都に!」


「フランツを呼ぶ!」


「来ますかね、フランツが、、、」


 軍師ゴラッソが説明した。

 内容はフランツを王都に呼ぶというものだった。

 まさか、フランツを呼ぶか。

 つまりはフランツを力で制御するよりも会談で決める方法か。

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