『錬金710話 巨人族の処分』
『錬金710話 巨人族の処分』
ためらわずに落とした。
落としたら、奥深くに消えていった。
吸い込まれるようだった。
果たしてどこに落ちたかは俺たちには不明。
それでもすっきりした。
マニクリエもすっきりしていた。
「もう二度とここにあいつら巨人が戻ってくることはないでしょう」
「良かったね」
「良かったよ」
「さあ、穴は塞いでおいて。危ないから」
穴は再び塞がれた。
落ちたら大変だからな。
これで巨人も退治したし、魔界樹は戻ったし良かった。
サザンと来るときに、まさかこんなに苦労するとは思わなかった。
「フランツ村長、ちょっと迷宮を調査する予定が大変な時間がかかりましたね」
「ああ、そうだな、俺も予定外だった。もっと下の階層を調査するときはまた苦労するかもだ、その時はサザン、また頼むよ」
「はい、いいですよ」
サザンには迷宮の警備を担当しているので、またお願いすると思う。
ホーリーウィッチ族とは、一度お別れだ。
目的の調査はできたし、危険は無いだろう。
マニクリエに挨拶をする。
「今日はこれで俺とドリアード族は地上に帰るとする。たぶん魔界樹は成長すると思う」
「ありがとうございます、魔界樹が元気になってくれたら、我らは安心して生活できます」
「それじゃあ、またな」
「また困ったら、女王に言いに来なさい。地上にいる」
「はい」
「そうよ、地上に来たらいいわ。多くの人よ種族がいるからさ」
「リア姫にもいつか会いに行きますよ」
魔界樹で別れをした。
こちらの犠牲者は数人だった。
大けがはなかった。
5階層から地上に戻った。
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