『錬金708話 巨人族の処分』
『錬金708話 巨人族の処分』
「落とし穴か!」
落とし穴だった。
「落とし穴、それはどんな風な穴かな。例えば落ちたら、下に槍があるとか、または炎で焼かれるとか」
色々あるのを女王が聞いた。
マニクリエが答える前に巨人が振るえる。
「やめて~~~~~~~、槍とか炎とか嫌~~~~~~」
「だまれ巨人」
巨人は女王ににらまれて黙る。
「いいえ、私もはっきりとはわからないのです。何しろ穴がずっと下に続いていて見えないのです。古来から落とし穴は最下層まで落ちるとか、噂があったのですが真相は不明です。よって悪いことをすると落とし穴に落とすと言われるのです」
「ひえええええええええ~~~~~」
「うるさい巨人」
「やれやれ~~~~~~~」
「やれやれ~~~~~~~」
「その落とし穴を紹介します。みんな、巨人ネフィリム族は落とし穴まで運ぶのです」
マニクリエが宣言した。
仲間が巨人ネフィリム族を運びだす。
すでに傷ついており、抵抗はできない。
無抵抗に運ばれる。
200人もいるので労力がいる作業だった。
俺も手伝うとするのをリアに言う。
「運ぶの俺も手伝うよ」
「私もやる、メヌエットも一緒に運ぼう」
「うん、手伝うわ」
メヌエットとサザンも協力して運んだ。
時間がかかったが巨人ネフィリム族は200人が運ばれた。
そこは大きな穴がポッカりと開いている。
気味が悪い穴だった。
黒い穴で、何でも飲み込みそうな穴。
「ここに落とすのですね」
「落とします。それが巨人ネフィリム族にふさわしいでしょうし、両親もきっと願っています」
「落とせえええええええええ」
「落ちたら最後だ、二度とここには戻ってこれねええ!」
「落ちた階層で地獄を見ろ!」
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