『錬金705話 土に錬金術する』
『錬金705話 土に錬金術する』
「ああああ~~~土の色が変わったよ~~~~」
「ここ一帯の土が全部変色した!」
「凄いです。なぜかはわかりませんが変色したのは驚きです」
マニクリエが驚いたと。
俺の錬金術の使い方を褒める。
土が変色したのはいい。
問題はこの土の変化で、土と繋がっている魔界樹が変化があるかだ。
なければ、がっかりだ。
するとウィッチ族の一人が何かに気が付いたように言って、
「魔界樹が、魔界樹がみてください、土が変色したら魔界樹も変化してます。元気になってる気がします!!」
「本当だ、魔界樹の様子が変化した、魔界樹の燃えたのも治っていくし、折れた枝も治ってくぞ!」
「どうなっているの?」
マニクリエが不思議そうに声を出す。
周囲からも同じく声が漏れる。
錬金術を使い初めて見た人はと、たいていはこの反応です。
「錬金術の農具を使って掘ると、土が良質の土に変わる。これは地上でもやったこと。その土と繋がっていている魔界樹が、土の影響を受けて良くなったと思う。まあドリアード族の加護の方が影響は大きいとは思うけど」
「私達の加護とフランツの錬金術で最強の加護になったのよ。だから魔界樹はもとに近い状態にまで戻った。これで土に植えても、いい草や木が生えるわ」
「ありがとうございます。ホーリーミントをさっそく植えてみます。ホーリーミントを取らないと我らは死んでしまうの。本当に助かりました、フランツ!」
「わあああああああああああ」
マニクリエと、ホーリーウィッチ族の女の子が一度に俺に抱き着いてきたのだった。
よって俺は慌てて声を出す。
「ちょっとちょっと待って!」
抱き着いて俺がハーレム状態になると、リアが止めに入る。
しかしマニクリエはどうしてリアが止めに入ったのかと思う。
「どうしましたのリア?」
「抱き着く必要はないの、離れてください!」
「ええええっと、抱き着いたらダメですか」
「ダメっていうか、フランツは私の婚約者なのですから」
ちょっと顔を赤くしていったリア。
婚約者と聞いてマニクリエは慌てて俺から離れる。
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