『錬金703話 魔界樹に再び加護』
『錬金703話 魔界樹に再び加護』
「ありがとうございます、女王!!」
「ありがとうございます、ドリアード族女王!!」
泣いていたホーリーウィッチ族は歓喜の声をだした。
女王に感謝して周りに集まるほどだった。
「だが火は消しても、大木が当たっているし、被害は酷い。最初に来た時よりも、迷宮の魔界樹の状態は悪いでしょう。お母さん、もう一度加護ができるかしら」
「できる。きっとこの状態の迷宮の魔界樹を元に戻せるわ」
女王はリアにはっきりと出来るという。
するとマニクリエが不安そうに、
「また加護ができると? 私はあきらめてましたが」
「できます、やってみるか、見てて。さああドリアード族よ迷宮の魔界樹に集まりなさい、そして木の精霊の力を与えるのです!」
「やるわあああ」
「女王様に続いて、加護だ!」
ドリアード族は全員が集まる。
リアとサザンとメヌエットも木に触れた。
最初に加護をしたときと同じだ。
でも今の方が酷いのは明らか。
枝は折れているし、幹は燃えてしまい、焦げていた。
これを復活できるのか?
俺は今回は厳しいのではと思ってしまう。
思いたくはないが、この木の状況は酷すぎた。
もはや丸焦げだし、枝はボキボキ折れてます。
女王が中心に加護を開始すると、どよめきが起きた。
「迷宮の魔界樹が、、、治っていきます!」
「おおおおお、触れている部分から、少しずつだが治ってますわ!!」
「いいぞ、いいぞ~~~~」
ドリアード族の加護は凄かった。
俺が間違っていたのだった。
見る間に迷宮の魔界樹の様子は変化した。
傷が癒えていき、復活していく。
これが木の精霊の力なのか。
奇跡をみているようだ。
俺は女王に聞く。
「凄い、迷宮の魔界樹の傷は治ってます!」
「ふふふ、加護は効いたようだな。よし加護を止めよ。迷宮の魔界樹にできることはやった。後は、自助努力で木が治るのに期待する」
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