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『錬金697話 食事会に襲撃』

『錬金697話 食事会に襲撃』


 巨人ネフィリム族の攻撃は単調ではあるが、やりにくい。

 腕力で攻めてくる一方。

 そこで俺が行くと決まった。


「がはははは、迷宮の魔界樹が燃えているぞ、どうだ燃えている、燃やせ~~~~」


「酷いぞ巨人、なぜ我々を狙うのだ!」


「俺ら巨人ネフィリム族のことを教えてやる。元はもっと下の階層にいた。だが下の階層でトラブルがあり、俺達巨人ネフィリム族は追い出されてしまったのだ。つまり行き先のない放浪するにいたった。他の階層も転々としたが、俺は納得の行く階層がなかった。だがこの階層にきて、いいなあと思った。この階層こそ我ら巨人ネフィリム族の新たな新天地にぴったりだと直感した。だからお前の両親に階層を明け渡せと交渉した。素直に明け渡せば戦いはしないとな。だが両親はバカだった。断ってきた。それで両親は死んだのさ、がはっはあっはは」


「許せません、私の両親が命をかけて守ったこの地を明け渡せるわけないです。絶対に戦って守る!!」


 マニクリエは巨人の言い分にも負けずに守り抜くと言った。

 俺もミスリル剣で切りながらも、マニクリエに賛同する。

 絶対に守り抜くと思った。

 そのためなら錬金術を使う。

 

「人数では俺らが圧倒する。このまま攻め落とせええええええ~~~」


「そうはさせないよ、ミスリル剣、鋼鉄爆破剣だ!」


「なんだ、この男はあああ、剣がすげええ切れる!」


「それに切られると爆発する~~~~あわああああああああああああああああああああああああああああ」


「一人、変な剣を使うのがいるぞ、気を付けろ!」


 俺は鋼鉄爆破剣で切りまくる。

 切った巨人は錬金術で付与した火薬で爆発する。

 腕を狙う。

 腕を爆発させれば、もう木をぶん投げるのはできない。


「うがあああああああああああああああああああああああ、腕があああああ」


「腕が爆発したあああああああああああああああああああああああああああ」


「凄いですフランツ村長、あなたの剣は?」


「これが錬金術だ。俺の錬金術の鋼鉄爆破剣で巨人は木を投げられない。もう迷宮の魔界樹をこれ以上もやさせはしない」


 次々と腕を爆破した。

 そこで巨人らは俺を狙ってきた。

 来るなら来い。

 俺の錬金術が相手になる。


「なんなんだああああ、あの剣を使う男を捕まえろ!!」


「だめです、だめです、強いです。異常な強さです!」


「くううううううううううう、邪魔しやがって、俺が相手をしてやろう!」

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