表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/1066

『錬金069話 コショウを売る』

『錬金069話 コショウを売る』



 コショウを大量に袋に詰めた。

 かなりの量はある。

 ここでも使い切れないくらいな量だ。


 袋に詰める際にスイが、


「ハックション!!」


 コショウを鼻から吸ったみたいだな。

 

「ハックション!! 止まりません。クシャミが止まりません!!」


「コショウは鼻から吸うと、クシャミがでる。直ぐにおさまるよ」


「食べると美味しいけど、油断してました。不安です、一人になって、ずっとクシャミが止まらなくなったら」


「大丈夫さ、止まる」


「コショウて、クシャミをさせるアイテムにもなりますね、戦闘中に魔物に与えたらどうでしょう? 魔物はクシャミが出て戦力ダウンしますよ」


「あははは、コショウを戦闘中に使うのは面白いな。考えてみよう。そしたらスイはお留守番な」


「はい、、ムズムズ」


「モフルン、乗せてくれ。知ってる街まで移動を頼む」


「おまかせを」


 スイはお留守番をしてもらい、まだムズムズしていた。

 モフルンは狼のような魔物姿に変身した。


 いつ見ても迫力はあり、怖い。

 街をこのまま歩かせるのは大変に危険だろう。


 人々はパニックになるからな。

 走り出すと速くて、コショウの袋は落とさないように気をつける。


「ハックション!」


「ハックション!」


 モフルンが速度を上げて走ると、コショウがモフルンの鼻に入ったらしい。


 走りながらクシャミをしていた。

 さすがの伝説的な魔物でも、コショウには勝てなかった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 しばらく走り続けた。

 俺の土地は辺境なのがわかる。

 周りには荒れた土地が多かった。


 誰にも会わないし、街もない。

 街道や道もなく、枯れた土の上を走った。


「ご主人様、あそこに見えるのが、シャドウ街です。私は街には姿は出しませんでしたが、遠目に、観察はしてました。街はそれほど大きくはないですが、馬車の出入りはある。人の出入りも活発ですね。商人もいるでしょう」


「ありがとうモフルン」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ