『錬金683話 ドリアード族を誘う』
『錬金683話 ドリアード族を誘う』
「フランツ、もう話すことがなければ、お引き取りを」
女王が帰らせようとするも俺は留まる。
「女王ドリーン、絶対に認めないのですか?」
「認めな~~~~~~~~~~~~~~~い」
「それじゃあ、村から持って来た農産物があるけど、この野菜は持ってかえろう。渡すことなく」
俺は持って来た農産物、コメとコムギ、キャベツ、ダイズ、トマト、オレンジだ。
これを王と女王の前に置く。
今までは二人の前に出さずに隠しておいたのだった。
サザンとメヌエットに出してもらったところ、驚いた顔に。
「ちょ~~~~とフランツ、これは反則でしょ」
「反則ではないです。農産物をあげるのは少しばかりドリアード族をかしてくれたら、コメなどを差し上げようと思って持って来た。でも話を断るなら、持って帰るまで」
「待っ~~~~~~~~~て~~~~~~。コメは食べたい~~~~めっちゃ美味しかった!」
「コメとコムギ、キャベツ、ダイズ、トマト、オレンジをお持ちしました。前回と同じ農産物です」
「これは~~~~もう~~、もらった農産物を食べてみたら、信じられないくらいに美味しかったわ~~~」
「どうもです」
「美味かったぞ! 王としても娘の村の農産物を食べれるのは嬉しい。どうやって作ったのだ、普通には作れないだろう」
「フランツの錬金術よ。錬金術で野菜を作るのよ、フランツは」
「錬金術か、、、凄い発想だな。錬金術で農業とは聞いたことがない。また美味しく食べる。だから置いていきなさい」
「そうです、置いていきなさい」
とりあえず王と女王は喜んでくれたらしい。
さあどうする?
置いていって欲しいなら、俺の条件を飲むことだ。
大人だからわかってくれるよね。
「いいえ、貸してくれるまでは、持って帰る」
「オレンジも美味しかったああああ~~~食べたい、でも魔族に加護を与えるわけには、、、、でも食べたいわ、、、、コメがああああ、、、迷宮には行ってはダメです、、、、、、」
女王が頭を抱えて悩む。
そこまで悩むことか。
女王のこの事態は王も混乱させた。
「ああああああああああああああ、食べたいよおおおおおおお!」
面白かったら☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




