『錬金680話 ドリアード族を誘う』
『錬金680話 ドリアード族を誘う』
「フランツもいるわね。木を持って帰ったでしょ、どうですか成長したの?」
「はい、頂いた木は村で見事に植林に成功しました。本当に王と女王には助かりました。ありがとうございます」
「いいのよ。村の役に立てたなら、木の数本くらい」
「お母さんね、いまでは村の植林を私がしているの。私が植林するとフランツの土と私の加護で、成長が早くて数分で木になっちゃう」
「ええええ!」
「数分で!」
さすがに王でも驚くな。
「そう、数分」
「ずいぶんと早いな。あははは」
「早すぎる気もしますが。でもいいでしょう、リアが村で頑張っているなら母親としては、それでいいです。ですが今日は?」
問題はこの後の話だ。
どの程度、話に賛同してくれるかだ。
気をよくしているうちに話そう。
「実は王と女王に俺から重要な話があってきました。これは俺がするのではなくリア、サザンとメヌエットが直接関係している。村は元々は荒れ果てた領地だったのはご存じでしょう」
「ええ、あそこは私達も知っている、最悪な領地と言われた土地」
「実はその領地には地下があった。ダンジョンです」
「ダンジョンがあった? それは初耳だ。我らも付近は調べていたが知らない事実だ。それでダンジョンが問題なのかい?」
女王はダンジョンと言っても知らなかった。
王も知らない感じの顔をする。
迷宮のことは知っているかな?
「問題なダンジョンでした。ある日突然にダンジョンの入口ができました。そこで調査するとして、サザンと一緒に入っていますが、直ぐに判明しました。村の地下に発見したダンジョンは幻魔迷宮でした」
「何!!」
「迷宮!! まさかあの伝説級の迷宮であり最悪の迷宮か!」
やはり驚いた。
存在は知っていたが村の地下にあったのは知らなかったらしい。
最悪ってのは、やっぱり本当だったか。
「ええ、女王が知っている迷宮です。その最悪の迷宮にて、ホーリーウィッチ族が階層にいました。ホーリーウィッチ族はホーリーミントの栽培をしていた。さらに聞くと迷宮の魔界樹が元気が無くなり、老齢化してしまいホーリーミントが育たなくなったという」
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