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『錬金664話 ホーリーウィッチ族と戦い』

『錬金664話 ホーリーウィッチ族と戦い』


 苦し紛れに蜘蛛族のことも言ってみる。


「蜘蛛族まで知っているのか。お前らはどこから来たのか。下の階層だろう、上の階層のはずはないのだ。2階層は蜘蛛族、4階層はサティロス族がいる。よってここの下の階層しかない」


「なぜだ」


「蜘蛛族も敵対心が強い。誰も同じ階層には居られないだろう。そうなると下の階層しかあり得ない。下の6階層以下の階層だ。そんな奴らのい言うことが信用できるか」


 そこでサザンが会話に入る。

 ホーリーウィッチ族の女の子に聞く。


「もし、俺たちが蜘蛛族の上から来たと言ったら信じるかい?」


「上だと?信じるか。上はもう地上になってしまうだろう、そんな話は信じない。この迷宮は遠い昔に人族によって封印魔法されたのだ。それ以来地上と迷宮は断絶された。地上からの侵入者は存在しない」


「いいえ、俺らは地上から来たのです。サティロス族に聞けばわかる。サティロス族サティと蜘蛛族のスパルナも地上と迷宮を行ったり来たりしているからです」


 サザンが迷宮の現状を説明した。

 ホーリーウィッチ族の女の子は疑問に思っている。

 でも蜘蛛族のことを知っているので、困惑はあるか。


「嘘だ、封印魔法で封印があるのはこの迷宮の住人なら常識。誰も迷宮から出れませんし、入ってもこれない。長年試した者がいるが、すべて失敗した」


「いいえ、その封印でしたらもう解除されてます。まあ封印解除したのは、この人、フランツ村長なのですが」


 サザンが俺を紹介する。

 俺をじっと見つめるのはなぜ?

 もしかして俺は信じられてないってか。


「そこの人族、フランツ村長というのか?」


「そうだよ、フランツだ」


「あなたが封印魔法を解除したというのかしら、あのね私は生まれも育ちもこの迷宮なのよ。ここは地上とは繋がっているのに繋がっていないダンジョン。そんな嘘は通じませんよフランツ。もし本当なら証拠を見せろ」


 証拠と言っても困るよな。

 何を見せたら、納得するのかわからないからな。


「それなら俺が証拠」


「どういう意味?」


 サザンが言った。

 ホーリーウィッチ族の女の子と同じく俺も意味が伝わらないが。


「俺はここの迷宮の者ではない、それなら地上から来た証拠になる」


「迷宮の者ではないとどうやって証明するの?」

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