『錬金660話 地下5階層へ』
『錬金660話 地下5階層へ』
「奥に行こう。このまま下に降りて6階層を調査もできるが、6階層だって何があるかわからない。それならこのフロアーを調査する方がいいな、進むとしよう」
「奥つずっと通路が続いてそうです。行ってみましょう」
迷ったものの結局は奥に進むほうを選んだ。
サティは行くなと言う方だった。
奥はずっとダンジョンらしい通路が続いて、迷路のようだった。
進んでいくと左右に道が分かれていて、その都度悩んで進む。
ただ通路は魔物はいなかったので、進みやすいのはあった。
逆に魔物がいない分、突き進んでしまう危険もある。
そしてだいぶ進んだと思うが変化があった。
ずっと同じだった風景が変わったからだ。
急に通路が終わり、広い空間の部屋があった。
「村長、先は空間が広がっている。俺が先にみます」
「頼む」
サザンが俺の前に進んだ。
俺も続いて行くとだだっ広いフロアーがあった。
サティも言っていたが、地下でも普通に明るい。
そして俺の目に入ったのはまるで予想もしてなかった風景だった。
「これは平原ですかね、、、草木が茂ってます。まるで地上っぽい」
「うん、下は土だ。そして草が多く生えているな。迷宮の中はずっと通路は硬い石のようだったが、このフロアーは土。なぜだろう」
土が一面に広がっていた。
土からは草や木が生えていて、まるで地上の平原と見間違える。
なぜこんな下の階層に平原がある。
「ちょっと進んでみます、、、」
先にサザンが平原に入った。
普通に平原に思える。
俺も入ったが、やはり平原。
そして周囲は平原しかない。
サティが考え過ぎだったのか。
危険さはまるで無いですね。
「大丈夫だ、普通に平原。なにもないよ。サティは怖がっていたが、ただの噂だっただけでしょ。別に怖がることない」
「はい、平原ですが、待ってください。あれを見てください、平原のずっと奥に大きな木があります」
「大きな木、本当だ。立派な大樹だな。調べてみよう」
平原の奥には一本だけ大きな大木が立っていたのをサザンが発見。
なんだあれ。
目立つ大木だな。
迷宮に大木があるのはいかにも不自然だった。
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