『錬金648話 大浴場にお客様』
『錬金648話 大浴場にお客様』
お客様が中に入り着替えをする。
その間に俺はカエンの様子を見に行く。
間に合うかな?
カエンしかできない作業がある。
それが入浴する湯の温度管理だ。
カエンの手から出る炎で調節するわけで俺は何もできない。
ただ見ているしかないのだ。
「カエン、炎出してるな」
「ガンガンに炎を出しますよ。お客様はもういるでしょう。頑張ります!!」
「でも通常は時間がかかる作業だ。冷水を熱湯にするのは大変だからな」
「ですので、いつもの通常時よりも最大火力でいきます。それなら間に合うです!」
「よろしくな、俺はお客の方から見ている」
「はい!!」
カエンの様子は張り切っていた。
大浴場に使う大量の冷水を炎で熱する。
初めてのお客様であるのが、カエンにとっては喜ばしいと。
俺はお客様のいる浴場に移動。
大浴場はお客様がすでに服を脱いでいてタオル姿だった。
そこからカエンが見える。
爆発するような炎を出して熱湯にする。
「わああああああ、凄い炎だああああ」
「女の子が手から炎を出しているぞ、熱湯にするのか!」
「こんな風呂は見たことないが、どうなるのだ、入浴できるのか?」
「いつまで待つのだ。女の子の炎が終わるまでかい?」
「待っててください。もうすぐ熱湯がこの大浴場に流れてきますから」
お客様はカエンの姿に驚いている人もいるし、逆にいつまでかかるのかと不安になる人もいる。
大丈夫だと俺はカエンを信じる。
通常よりも最大の火力を使うというのでカエンに負担がのしかかるのだ。
カエンならやってくれると信じる。
カエンも凄い炎を出しっぱなしだ。
そこへスイやリアとモフルンが来た。
「頑張れ、頑張れカエン!!」
「私らが応援しているぞ~~~~~」
「カエンならできる、頑張れ~~~~~」
「スイ、みんな、うん、頑張るわ!」
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