『錬金636話 3姉妹の料理を食べる』
『錬金636話 3姉妹の料理を食べる』
タンパだけでなく三女のシェフィールも来て、
「タマネギだけではない、コメもだ。魔都にもコメはあるし、人族のコメを奪い食った。でもこの村のコメはそのどれにも当てはまらない味わいだった!」
「村の野菜とかコメは絶品でしょ。魔都のよりも美味しいていうのは村長として光栄だ」
「特殊な肥料とか?」
「いいえ、肥料はなし。完全な無農薬」
村にはそもそも農薬はない。
国の農民は農薬を使うのが一般的な農業と聞く。
農作物には害虫が必ずついてくるからで、農薬なしには育てるのが難しいのは日本の農業と同じか。
害虫はどうやっても排除は難しいからな。
その点は村の農地には害虫はいない。
作物に害虫の食い漁ったあとはなかった。
現在もないのは、俺の予想ではミスリル農具で掘ると害虫が発生しないか、もともと凄まじい荒れ地なので、害虫すら存在してないかだ。
どちらかは俺にも判断はできていないが、無農薬なのは健康にもいい。
「マジか! 無農薬で農業するのはもの凄く大変なのだぞ! 魔都でも農業する魔族に聞いたら、難しいからあきらめたと言っていた。何度も挑戦したが、失敗したと」
「村長のは無農薬で、しかもこの味わいは奇跡だ!」
「俺の場合は錬金術が関係している。錬金術士だからな」
「錬金術士が農業するとは、魔都には色々なのがいるが聞いたことはなかった」
「私も聞いたことない。錬金術士は人族の冒険者になれない下流の身分と思ってた。村長の錬金術は人族の範囲を超えた術と思う」
「ありがとう、料理は頼むよ、ドリアード族のサラもいるから一緒に」
「ええ、もう一緒に作ってますよ。今日のご飯は魔族の3姉妹の料理が出ますからお楽しみに。もう少ししたら食堂にみんなを呼んでください」
キッチンでは順調に料理が進んでいた。
魔都で食べた料理は抜群だった。
きっと王都でからで出したら。一流店にもなれるのではと思ったからな。
ストラマーベルが魔族の中から選んで専属にしたのがわかったほどだ。
時間になったら食堂に集まるのをわくわくするのだった。
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