『錬金635話 ジャガイモを作る』
『錬金635話 ジャガイモを作る』
「はい、ジャガイモを植えてみて土をかぶせます。農業らしくなってきたな。さあジャガイモさん、元気に成長してね」
「オッケーだよ。土をうえからかぶせたから大丈夫」
モフルンが最初から最後の植える所まで作業。
「ジャガイモは明日には成長していると思う。何個かのジャガイモを植えたけど、これが農地で増えていると思う」
「楽しみだわね、明日は絶対に見にくる」
「うん、俺も楽しみだ。食べると本当に美味しいからな」
ジャガイモの農地での作業はいいとしよう。
あとは明日になるのを待つことだ。
まあジャガイモの料理は明日以降として今日の料理は3姉妹にも作ってもらおうと思う。
その日のご飯は食堂で食べる。
魔都から来た彼女らの腕を今日も堪能したい。
そこで3姉妹はキッチンにいるということで会いに行った。
食堂のキッチンに行くと料理美魔女3姉妹タンパ、レシピナ、シェフィールがいた。
「あら、村長じゃないですか」
「どうかなキッチンでの料理は。みんな魔族の3姉妹の料理は最高と言ってるよ」
「当然よ。ストラマーベル様に認められた腕ですもの、そこらの料理人とは違います」
「魔族の料理は人族の料理も合わさっている。それは人族と魔族で町争い奪ったりする歴史があるから。お互いに争ううちに料理が混ざりあっていったとされる。だから人族の料理と似ている料理があるのは、そのためだ」
「なるほどな、料理には歴史があるっていう。人族と魔族の歴史は長いと言う。料理の歴史も長いわけだ」
お互いに人族と魔族の戦いで料理も交流があったようだ。
違う文化が交流すると文化や料理も交流があり、複雑な物になる。
タンパは会話しながらも、すでに料理の準備に入っていた。
「だが私が驚いたのもある、村にきて一番の衝撃といっていい。長女タンパとして驚いた」
「驚いたとは何かな。村が思ったよりも小さかったからか?」
「そりゃ魔都と魔王城と比較したら、町の規模とか人口が断然違う。そこは比較しない。農地で取れた野菜やコメだ」
タンパがタマネギを取って俺に向けた。
タマネギに驚いたと?
「タマネギのこと?」
「えええ、とにかく魔都では見たことないタマネギだ。見た目はどこにでもあるタマネギだろう。私もそう思った。だが料理して住人にだすタマネギ料理を作って、少し味見をした。信じられない美味いタマネギだったのだ!」
タンパは俺に衝撃だったと伝わる言い方をした。
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