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『錬金063話 山に探索』



「ご主人様、それで山に行くとして、凄く簡単に短時間で行けますのよ」


「どうやるのだ」


「私の背中に乗るのです」


「えっ、背中に乗る?」


 モフルンは俺の考えてなかった解答をした。

 背中にのるとなると、今の状態ではなく、獣状態の背中てことか。


「そう、私は自在に獣にも変身できますからね。獣の状態なら山まで徒歩よりも速いです」


「なるほど、獣のモフルンに乗った移動するのか。ちょっと面白いな。モフルン、お願いするよ」


 モフルンの背中に乗るのをお願いした。

 俺が乗っても重くないのかはわからない。


 ただ大きな体に変身するので、平気かもな。


「そうだね、モフルンはフェンリルの獣なら足は速い」


「はい、それでは変身します!!」


 モフルンが変身する。

 最初にあったときと同じ獣だ。


 間近で見ると迫力あるな。

 牙とか凄いしな、


「いいなぁ〜私も魔竜になれたら、飛行できるのに」


「スイはもうずっとその姿なの?」


「この姿です、フランツ様がいる限りね」


「まぁ、魔竜に戻られるのは、俺も怖いので、今のスイで、いいのだよ」


「はい」


「ご主人様、お乗りくださいませ」


「それじゃ乗るよ」


 頭と体を地面に伏せてくれ、乗りやすくしてくれる。

 乗ってみると毛がフサフサしていてお尻は痛くないし、柔らかかった。


 初めてだな、獣や魔物の背中に乗るのは。

 日本では馬にのる戦術があり、騎馬隊として有名であった。


 フェンリル族に乗るのは俺だけだろう。


「どうです?」


「初めてのフェンリル族の背中は、楽しいかもしれない」


「それでは山まで出発しますよ!」


 伏せていたところから立ち上がると、けっこう高い。

 俺だけ乗るので、今回はスイはお留守番だな。


「山の中に行ってくるから、スイは家か農地にいるように。いいよね」


「そうします。家と農地に誰か来ないかを監視してます。安心して行ってきて」


「スイが監視するなら安心だな。来る方が運が悪いよね」


「グオオオオオオ! 出発!!」


 モフルンは俺背に乗せ、走り出した。

 速いぞ、めっちゃ速い!!

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