『錬金626話 植林をする』
『錬金626話 植林をする』
カエンを静めて植林は終えた。
植林地はまだ何も土にはない状態。
いつもなら、翌朝には変化があるので、朝までは待つようだ。
「朝になれば、木が出てると成功だ」
「出てるといいなあ~」
「リアが言うには木が成長するには何10年と最低でも普通はかかるものと。それを考えると錬金術は異常ですね」
「あり得ない速度です」
「まあ明日までのお楽しみってことで」
植林作業から家に帰った。
明日まではゆっくりと待とうと思っていた。
そこで農地で作業していたメヌエットが家に来た。
珍しいな?
どうしたのかな、農地で問題があったかな。
メヌエットを家に入れて詳しい内容を聞いてみる。
「どうしました、慌ててきて?」
「それが大変な事態です!」
「事態とは、まさかアサマノキングか?」
まさかアサマノキングか?
俺の中で一瞬だが魔王アサマノキングがよぎった。
俺を嫌いだろうし、いつかは来るのも考えている。
それとも王都の連中か。
俺を毛嫌いしている。
「また!」
「東の魔王!!」
「いいえ、違います、違います。魔王ではないです。村長が先ほど木の植林をしてました。その植林地での事態です」
「ええっ! 植林地で!」
「具体的に話してくれ、俺に取って重要な話だ」
アサマノキングではなかったからホッとした。
「はい、私が農地にいて、村長が植林しているのは見えました。村長が家に帰った後に、なんといきなりモクモクと木が成長する。それも勢いが凄いです。あっという間に木が高くなってしまった。これは村長に報告しなくてはと思って来たのです」
「えええ~~」
「木が成長したの~~~~」
「早すぎるでしょ~~~!」
「俺が見に行こう!」
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