『錬金604話 魔都のブドウ農地』
『錬金604話 魔都のブドウ農地』
「誰も見てないから平気です」
「アイスドラゴン様は魔都に来てはいけませんね。世界が混乱しますもの」
「私はストラマーベルの魔都は好きよ。農地もあるし、料理も美味しい。アサマノキングとは違う。アサマノキングの魔都には行きたくはない」
「そうです、アイスドラゴン様と同意見です。むしろアサマノキングの魔都は破壊したいです」
「いつか破壊してやろう!」
「やれやれ」
魔都は魔王がすんでいる拠点。
魔族が最も多く住んでいる地域であり、人族からしたら最も危険地帯とされる。
国王は騎士団と上級の冒険者パーティーを揃えてから、魔都に挑むことになる。
魔竜は世界で最も危険種族に認定されているというから、スイが一番来てはいけない場所となるわけだ。
その点からいうと俺の村もますます危険扱いされそうだ。
スイの乙女団に魔王の専属料理人も村の新しい住人になる。
これも大ニュースに当たるのかどうか。
あまり人には言わない方がいいか。
魔竜が魔都にいるのは、魔物や魔族も意識しているとも考えていい。
ただストラマーベルと一緒にいるからいいとして、ストラマーベルがいないと何が起こるかわからないので、単独行動は避けよう。
「ジャガイモを取った。村長、他にも農地を見るでしょ。ブドウとあとは近くにニンジンがある」
「ニンジンもあるなら、欲しい!」
「ジャガイモを持ったら移動するぞ」
ブドウは欲しいと思っていて近くにニンジン農地もあるらしい。
移動すると最初にブドウ農地に到着。
「到着だ、ブドウ農地だ。好きなだけとってくれ」
大きな農地だった。
ブドウの木が見えないくらいまで茂っている。
気の高さは俺の身長と同じくらいか。
「綺麗に木が育っている。ここまで成長させるのは時間と手間もかかったでしょう」
「俺の魔族に言って世話をさせてある。失敗もあった。うまく実がならないこともあったが、最近は良いブドウができたかな」
「それじゃあ見るよ」
「木に実がなってます。アイスドラゴン様見てください」
「あらあ、綺麗に紫の色のブドウがなってる!」
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