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『錬金060話 勇者グラティアス視点』

『錬金060話 勇者グラティアス視点』



 いったん体制を整えるためミーティングを呼んだ。

 そしてBランクパーティーも集めた。


「Bランクの諸君、良くぞベヒーモスに果敢に攻めたな。その点は褒めてやろう。次はケンタウロスが一匹まだいる。ベヒーモスが戦っている間は、奥に引っ込んでいた。だが入れ替わるように前に出てきた。ケンタウロスを叩けば、この戦いは勝ちになるぞ!」


 俺は勇者であるから、現在の戦況を分析して語った。

 戦況を分析するのは、戦う上でとても重要。


 まだ経験の浅いBランクパーティーには、分析なんて無理だな。


 そこで俺は分析してあげた。

 すると鬼龍の団のファルメイダが何か言ってきた。


「ケンタウロスもこの調子で戦えますよ」


「お願いする、ファルメイダ」


「ケンタウロスは迫っているわグラティアス。直ぐに戦闘に入りたいわね」


「うん、ミーシャは前線で頼む。俺も一緒に行く。鬼龍の団と稲妻の団も全員は、俺と一緒に行動しろ、いいな!」


「はい! グラティアス 」


 全員が俺の指示に従った。

 既にケンタウロスは目前にいた。


 上半身は人であり、下半身は馬であった。

 武器も持っており、弓を使うようだ。


 引き続きフィーネルは待機して、回復魔法で援護となるよう、指示した。


 ケンタウロスとミーシャが最初に激突した。

 激しい戦いになりそうな音だ。


 俺もミーシャの後にいて、剣術を使う予定だ。

 ベヒーモスだけ通じなかったのだ。


 ケンタウロスには絶対に通じる。

 Bランクらが通じたのは意味がわからないが、ケンタウロスは俺が倒すのだ!


 稲妻の団ダレンムルが俺の横に来て、


「グラティアス、ちょっと聞きたいことがあるのです」


「なんだ言いなさい。大先輩であるが聞こう」


 きっとケンタウロスを前に不安があるのかな。

 ケンタウロスもAランクかBの上位ランクだろうから、不安になるのも仕方ない。


「剣術についてですが、ベヒーモスにグラティアスは全く攻撃が通じなかった。その時は物理攻撃を無効のスキルを持っていると説明しましたよね。それが俺の団のメンバーが剣術を試したところ、普通に切れました。偶然かと思ったけど、その後も切れました。なぜ切れたのかな?」


 なんとダレンムルは、ベヒーモス戦の俺の戦いを不審に思っている。

 勇者の俺がなぜ剣術攻撃が上手くいかなかったのかの説明を要求してきた。


 俺だって知るかよ!

 なぜ通じたのか、なぜ俺の剣術は通じないのかは、俺の方が聞きたいくらいだよ!


 ただこのまま無視していいかといえば、無視したら、俺の剣術に疑問を持つことになる。

「面白かった!」


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