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『錬金006話 伝説の竜』

『錬金006話 伝説の竜』


「フランツと言ったか。私を結界から解放して、後悔しなさい。なぜなら今からあなたを始末しますので」


「あっそ。戦う気かよ俺と?」


「もう二度と結界魔法で拘束されるのはゴメンなのでね。悪いが君にはこの場で死んでもらいますよ」


 ドラゴンは解放した直後に、俺を殺すと言ってくる事は、俺も予想していた。


 まあ普通に考えたら、誰でもそう思うよな。


 結界魔法を使う者は消しておくべきだし、俺もドラゴンなら同じくそう思うよ。


 ただ4大魔竜は、世界を滅ぼす力を持つ、暴虐な竜。

たとえ1匹でも、国を簡単に支配したとも伝えられるし、勇者ですら勝てるかわからない、神話の中の魔物だ。


 でも、勇者パーティーとは言ってもグラティアスやミーシャやフィーネルらのことではない。


 あれは俺がいて、なんとか助けてあげていたから勇者になれたのであり、本来なら勇者の資格はないに等しいと思うよ。

 まあ本人には直接は言えないけどね。


「俺と戦うのだな。もちろん予想していた。さぁ来い世界最強の暴虐の水の竜、アイスドラゴン。錬金術士が相手になるよ!」


「ふふふふ、バカね逃げたらいいのに。私から行くわよ、暴竜の水風!! 」


 ドラゴンが翼を動かしつつ、放った攻撃だ。


 単なる翼ではなくて、まるで台風転移者かな?を何十倍にした破壊力のある風が起きた。

 しかもただの烈風ではないのは、属性が水だからだ。

 凄い圧の水が俺に迫った。


 嘘ではなく確実に俺を殺しに来たのがわかる。

 マジで本気ですね。


ザザザザザザザザザザザ!

ザザサザザザザザザザザ!


 まるで台風だな、周りには俺しかいなくて良かったのは、誰かいたなら、確実に吹き飛んでいたからな。


 それにしても、これを防ぐのは魔法を出すしかないので、俺は錬金魔法を使う。


「台風には壁で対抗しよう。ミスリルの壁!!!!」


 ミスリルとは特殊な合金であり、ミスリルの素材から俺が錬金した金属である。


 特徴はとても硬くて魔法にも強いのであるが、俺はそのミスリルを使い魔法を組み合わせるのだ。


 俺が考えて、実験から作り出した魔法だ。

 錬金術士は素材である鋼材などから、新しい物を作り出す。

 それを俺は魔力で行うので、独自の魔法となった。


 アイスドラゴンの水の烈風とミスリルの壁が激突すると、爆発的な音と揺れが起きた。


 ドドドドドドドド!


 山が割れるくらいの大きな揺れだった。

 やはりハンパないな、ドラゴンは。


 ドラゴンの予想とは違い、俺のミスリルの壁が烈風を防いだ。


「なななななななななな、なんだこの壁は!! 魔法なのか! 私の暴竜の水風を防ぐ壁など存在しないはずだ!!」

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