『錬金594話 魔王城に入る』
『錬金594話 魔王城に入る』
牢獄から歩いて城の入口に来た。
ゲートがいない分、気が楽である。
でもなんだか重たい空気があります。
「村長、魔王城は初めてでしょ、せっかくだから入って休んでいったらいい」
「そうだな。めったに来るところではないしな。入らさせてもらおう」
「私ら竜人族も入ります。竜人族からしたら魔王城は珍しい体験だ」
「珍しいか」
スイは緊張感などない。
少女隊が大きな重厚な扉を開ける。
思い扉だろうが少女隊は軽く開けていた。
「冒険者も来たら、この扉を開けるんでしょ?」
「開けます。でも開ける前に少女隊か魔将娘に発見されて死んでしまいます。残念ながら扉を開けて入ってきた冒険者はほぼいないです」
魔将娘に見つかったら死ぬか。
その意味は俺はわかる。
あれがいたら、そりゃ、冒険者パーティーも全滅しても驚かない。
今は村にいるけど、少女隊もいるし魔都のレベルの高さを証明している。
たぶん、まだ強い幹部がいるのかもだ。
ゲートだって元は配下だったわけで、凄いメンバーです。
とてもグラティアスの勇者パーティー単独での攻略は不可能だ。
中に足を踏み入れた。
最初の一歩だ。
中はまさに城って感じ。
広い通路に部屋も多くあった。
迷子になる広さがあるのは、王都の城と同じだ。
「わあああ、アイスドラゴン様、広いです!」
「私も感激。これが有名な魔王城。圧巻です!」
水竜乙女団エルリスン、ロウティエは感激する。
遊園地やテーマパークの反応ですよね。
俺はさすがに引いた。
「楽しい感じする。竜人族も竜人城を作ろのがいいわね。魔王城にならってさ。私も手伝うよ」
「いいですね、竜人族の城が欲しいです!」
なんだこのノリは。
完全に楽しんでいる。
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