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『錬金587話 西の魔都』

『錬金587話 西の魔都』



 馬車で出発すること何日もかかって走った。

 途中は馬車で寝泊りする。

 アースフライト町も俺の村も魔都も同じ西の大陸にある。

 大陸は広くて馬車での移動も時間はかかる。

 特に村は辺境の地と呼ばれる田舎であったが、魔都も辺境だった。

 大陸でも奥地にあって、普通にはたどり着くのは難しい。

 ストラマーベルから魔都について話してくれて、


「魔都は魔族の最も多く住むエリアだ。人族が住むエリアとは離れているため、簡単には来れない。まあ俺が魔都にいても誰も来ないがな」


「よほどの勇気のある冒険者パーティーでないと魔都のはいけないと聞いたことはある。行ったら即死したパーティーも後をたたないというし」


「フランツ様はね勇者パーティーにいたのよ」


「ええええ、あの有名な勇者パーティーに!」


「だから強いのですね。アイスドラゴン様が様をつけて呼ぶのも納得します」


「いや、俺はパーティーを追放された。でも勇者グラティアスから聞いたのは魔都の攻略は難しいと言っていた。まして魔都にある魔王城に入るのだけでも無理だと。挑んだ冒険者は失敗したと」


 グラティアスはまだ今のパーティーの力では困難で、他の上位のパーティーと共同で向かうと言っていた。

 それくらい困難らしい。


「グラティアスは勇者と聞いていたが、あの程度では、勇者パーティーは魔王城に入る前に半減する。城に入ったら全滅する」


「そこにこれから向かうのですね。魔竜の私も魔王城には初めて行きます。楽しみ」


「魔竜からしたら楽しいかもな。村長も楽しみだろ?」


「楽しいことはないよ。むしろ緊張でやばい」


「村長らしくないな」


「俺は魔族でも魔竜でもない、普通の人だからな」


 スイは魔都に接近すると、楽しいそうであった。

 俺にストラマーベルは楽しいかと聞いてきたが、俺はスイとは違った。

 あいにく俺には楽しむ余裕などない。

 強力な魔物がゴロゴロしていて、魔族も強者ぞろいなわけで、楽しいはずはなかった。

 そんな人族は皆無でしょう。

 もしいるなら、尊敬しますよ。


「乙女団は?」


「別に緊張しませんけど我々は竜人族です。むしろ魔族の方が警戒するでしょう」


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