『錬金585話 水竜乙女団』
『錬金585話 水竜乙女団』
竜騎士カエドミルナと挨拶を交わすスイ。
お別れをすると、部屋に誰か来て、
「アイスドラゴン様、お待ちくださいませ」
「あら、エルリスンにロウティエ! 久しぶりね、会いたかったわ」
来たのは可愛らしい女の子二人だった。
スイの知っている人みたいだ。
「話は聞いてました。フランツの村に住んでいるのなら村に行ってしまうのですね」
「ええ、帰ります。もっといたいけどね」
「それならば、我ら水竜乙女団のエルリスンにロウティエも村に行きます!」
「ええっ! あなた達も来るの?」
突然来た女の子二人は、水竜乙女団と判明する。
そしていきならスイと一緒に村に来ると言い出した。
スイとは何かしらの関係がありそうだ。
「行きます」
「行きます、なぜなら我らはアイスドラゴン様に使えるのが役目。それが仕事です。しかし急に姿が見えなくなってしまい、どうしたものかと心配していたのです。村にいるとは初めて聞きました」
「我ら乙女団はアイスドラゴン様にお仕えします」
「でも、フランツ様が何て言うか?」
「水竜乙女団てのはスイに使える人なのかい」
「そうなの、魔竜には特別につく役職があって、それが水竜乙女団。彼女はエルリスンにロウティエ。私のことを色々と支えてくれたの」
どうやら乙女団ていうくらいなのでスイに使える役目の仕事だった。
つまりはスイと一緒にいるのが仕事でもあるわけで、離れていては役目は果たせないわけだ。
「それならエルリスンにロウティエの二人が村に来るのは賛成だ。スイしか竜人族はいないので、増えるのはいいことだ」
俺としては人口が増えて歓迎です。
スイを支える人なら余計に来て欲しい。
「来ていいってさ、エルリスンにロウティエ来なさいよ」
「行きます」
「我らは行きます」
乙女団の二人は俺に頭を下げてきた。
俺も笑顔で頷いた。
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