『錬金582話 竜人族の町長と会う』
『錬金582話 竜人族の町長と会う』
「あの~~~~~~カエドミルナさ、この人ストラマーベルなんですけどね」
強気のカエドミルナに対してスイは申し訳なく言った。
カエドミルナと町長と他の人も完全に沈黙。
俺も沈黙しかない。
「えええ、ええっ、何て言ったのかな、一瞬だけどストラマーベルと聞こえたけどさ」
「そうよ。カエドミルナが聞こえたのが正解」
「俺は少しも怖くない魔王です。よろしく」
ストラマーベルらしくない挨拶だった。
沈黙は悲鳴にかわった。
「ひええええええええ~~~魔王だったのですか。あはははは、知らなかったもので、私はカエドミルナといいます。よろしく、あはははは」
「笑ってごまかすな」
「怒ると結構こわいよ」
「怖くないとか言ったかな」
「言ったよ、思いっきり言ったよ!」
「言ってませんよ、あはははは」
笑っているが、カエドミルナの顔は引きつっていた。
「なんと、あなたは魔王ストラマーベルでしたか。カエドミルナが失言をしたことを許してくれ。そいうことだ、カエドミルナがいるから、護衛は断る。アイスドラゴンには悪いがな」
「いいえ、カエドミルナがいれば大丈夫でしょう」
どうやら、ストラマーベルが提案していた護衛の話は却下された。
まあ町長が要らないというのだから、無理に護衛を強要はできない。
町長からも竜騎士は信頼されているみたいだ。
「それじゃあ町長」
スイが帰ろうとしたら町長が止めて、
「ちょっと、聞きたいことがある」
「なに?」
「今はどうしているのかな、こちらの魔王と魔竜が一緒にいるし、意味が分からないのだ」
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