『錬金570話 町の結界を解く』
『錬金570話 町の結界を解く』
スイが氷の結界を解いた。
氷の透明な壁が消えた。
氷のドームが消えると、町に入れる。
「結界を解いたわ」
「この結界をずっとし続けるのは、かなりの力がいる。魔力や体力を使い続ける。よくその状態で戦えたな」
「ええ、かなり使ってましたから、たぶん、アサマノキングとかと戦っている時は、全力を100とすると、80くらいの力しか出せませんでしたと思う」
「あの強さで80くらいか、、、魔竜の強さにはまいるな」
「やっぱりな。俺も以前は結界をしていたからわかる」
「私にしていた結界ですね」
「そうだね」
「ドーム状の結界を町ごとしていたとは凄いな」
ストラマーベルでも、その事実を知って驚く。
これができるのは魔力や体力が異常なレベルにある魔竜などに限られる。
結界は無くなった。
結界はスイが魔族が入って来れないようにしたもの。
寝ている竜人族らがさらわれたりしたら大変だし、やりたい放題になる。
「これで町に入れるのだな、竜人の子供を呼んでみよう」
ゲートから救出した子供達を呼ぶと、
「お姉ちゃん、結界をしていたのね」
「そうよ、結界してないと、寝ているうちに魔族が入ってきて困るから、仕方なくしたの。結界は解いた。あなた達の両親は今は寝ている」
「起こせるの?」
「うん、大丈夫です。眠りの指輪を使う。これで回復するから起きる。みんなの両親も起きるから」
子供達はスイに望みをする。
早く両親と会いたいだろう。
スイが指輪を持つ。
「さあ、指輪を使ってくれスイ」
「ええ、これでみんな起きる。やっと」
スイが指輪を使って効力を消す。
特に何も起きていない感じであるが、効果はあると思う。
ちょっとして町の外でも寝ていた人たちが起きだしたからだ。
「ああ、起きた!!」
「お姉ちゃん、寝てる人が起きたよ!」
「うん、これから起きるわ。良かった。家に行きなさい」
子供達は起きたのを見て自分の家に向かった。
スイも笑みがあった。
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